増える「かまってオッサン」のSNS炎上 立川志らくさん『弟子が来ないから破門・降格』に賛否両論

落語家の立川志らくさんがTwitterにて弟子の愚痴を連続ツイートし、さらに期限付きで弟子全員を前座に降格したことが話題になっています。

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立川さんは5月19日、主催している劇団の芝居の稽古を弟子たちが一度も見学に来なかったことを嘆き「全員、破門にするか前座に降格するか」と投稿。その後、21日には「二つ目全員、前座に降格させました。夏に真打ち昇進が決まっている志獅丸も。3月に二つ目に昇進したばかりの志ら鈴も。志獅丸は真打ち昇進前日まで。それぞれ期間を決めて前座修業をやり直させます。謹慎より屈辱。でも師匠からドラマをもらったと思えば楽なもの。頼む、馬鹿にならないでくれ」とツイートされています。

この志らくさんのやり方について、ネットでは賛否両論の声が出ています。

立川志らくさんのTwitter。昨日、今日と怒涛の勢いでツイートされています

志らくさんは現在、5月29日から6月7日まで行われる、自身が主演・脚本・演出の演劇『不幸の正義の味方』の稽古の真っ最中とのこと。これに弟子たちが見学に来ないとして、5月19日に「今の古株の弟子達が二つ目時代、下町ダニーローズの稽古に一度も手伝いに来なかった事があった。全員破門通達。つまり師匠に興味がない事がわかったから。弟子達は泣いて詫びた。時代は繰り返す。二つ目になったばかりの弟子が一度も来ない。破門にするか。落語家として可能性がないと判断する」とツイート。

続けて「他の二つ目もこない。志らく一門、もうやめたほうがいいかなあ。まあ、考えてみれば晩年の談志の高座にも興味を示さない弟子がたくさんいたもんなあ。弟子なんてそんなもん」ともツイートし、怒りを露わにされました。

さらに同日、「芝居の押し付けではない。師匠に興味があるかないか。師弟の一番大切な根本です」「顔すら出さないという事はつまり興味がないということ。ならば破門です」と続々ツイート。自らがこのように怒りの気持ちを拡散している理由については「愚痴です。(中略)ツイッターで小言をいうよ師匠は。私の気持ち、世間に晒してやっているんだ」と明かされていました。

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さらに同日、今度は謝ってきたという弟子の反応についてツイート。「慌てて夜中に詫びに来たり、ラインで詫びたり、もうわけが分からんです^_^嫌がらせならば見事です。謝られても困ります。私は悲しんでいるだけなんだから」と、謝られても許さないという姿勢を見せました。

またその後、「これはパワハラとかブラック企業といった類の話ではない」としながら「芝居の手伝いなんかしなくていい。稽古を見てみたいと思わないその感覚が嫌なんだ」ともツイート。さらには「身内の恥をツイッターで公表する必要はないのだが全てを晒すのが芸人というのが談志の教え。この恥を世間に晒す、ネットニュースにまでなったが、それによって私も弟子も情けない思いをしてやり直すのです。皆様、お騒がせいたしました。志らく一門を嫌いになっても志らくを嫌いにならないでね^_^」とツイートされました。

明けて20日、今度は「弟子の件は腹が決まったのでもうよしますが、誤解があるから一言。私の人望がないからという意見は的外れ。人望がない、魅力がない、だから顔を出さない。それならそれでいい。でもそう思うなら師弟である必要はない。名前を返上して辞めて他の弟子になればいい。弟子なら好きなはずという私の期待です」とツイート。そして21日には冒頭の前座降格のツイートをされたのでした。

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このあまりにも赤裸々な志らくさんの本音ツイートに、ネットでは「めんどくさっ」「察しておじさんって上の立場にいちゃダメだよね」「拗らせオッサン」「本気なら黙って破門にしてからツイしないと。ただのかまってちゃんでしょ」といった声が上がる一方、「そりゃ、そういうのも含めて弟子の仕事だから、悲しむのもわからんでもない」「私は師弟制度があるなら弟子はやっぱ弟子らしく振舞うべきだと思う」と理解を示す声も…。

「最近でもカリスマ編集者として名を馳せた幻冬舎の見城徹社長が作家の実売を無断でさらすツイートを行い、当該ツイートを削除して謝罪した後にTwitter終了宣言をして話題になりました。見城さんにしても志らくさんにしても“かまってちゃん”に見られても仕方のない行動だと思いますが、このように文化系有名人たちが感情的なSNSの使い方をして、ファンや世間に幻滅されるという事例は後を絶ちません。ちゃんと周囲がコントロールしないと致命的なことになりかねませんよ」(芸能事務所勤務)

大御所有名人の関係者は、ボスにSNSの主導権を握らせないほうが賢明ですね!(文◎小池ロンポワン)

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