サノー決勝弾でツインズ勝利 大谷は右手に投球受ける

【ツインズ3-1エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

2回表にルイス・アラエスとジェイソン・カストロの連打で一死一・三塁のチャンスを作ったツインズは、エイレ・アドリアンザのファーストゴロが併殺崩れとなる間に1点を先制。先発のジェイク・オドリッジは5回90球無失点の好投を見せ、1点をリードして試合終盤を迎えた。7回裏にリリーフ陣が二死一・三塁のピンチを招き、トミー・ラステラに同点タイムリーを許したものの、直後の8回表にエンゼルス4番手のタイ・バットリーからミゲル・サノーが勝ち越しの2号2ラン。このリードをリリーフ陣が守り抜き、ツインズが接戦を制した。なお、エンゼルスの大谷翔平は定位置の「3番・指名打者」で先発出場。初回の第1打席で四球を選んだものの、その後は3打席連続空振り三振で3打数ノーヒットに終わっている。

エンゼルスにとっては「悪夢の8回」となった。今季防御率0.76と抜群の安定感を誇っていたバットリーがサノーに勝ち越し弾を献上すると、8回裏の先頭打者として打席に入った大谷は、内角のボールを打ちに行った際に右手に投球を受け、苦悶の表情を浮かべた(スイングを取られ、記録は空振り三振)。さらに次打者のアンドレルトン・シモンズはボテボテのファーストゴロで一塁へ全力疾走した際に左足を痛め、途中交代となった。球界を代表するスーパースターであるマイク・トラウトとともに打線の中軸を担っていた両者であるだけに、戦線離脱となれば、そのダメージの大きさは計り知れない。両者の怪我の状況次第では、エンゼルスは早くも「終戦」を迎え、主力選手の放出に向かうことになるかもしれない。

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