大原櫻子主演「びしょ濡れ探偵」に矢本悠馬ら個性派俳優の出演が決定

テレビ東京で7月期放送のドラマパラビ「びしょ濡れ探偵 水野羽衣」(水曜深夜1:35、開始日未定)に、大原櫻子演じる主人公・水野羽衣の兄・水野淳之介役で矢本悠馬、父・水野進吾役で大堀こういち、羽衣の友人で台湾人留学生・ヤン役でヤオアイニンが出演することが決まった。

同作は水に濡れるとタイムリープできるという特殊な能力を持つ主人公・羽衣(大原)が、その能力を活かし「びしょ濡れ探偵」として事件を解決へと導く物語。「水野探偵社」を営む羽衣の兄・淳之介役の矢本は「淳之介は他のレギュラーキャラやゲストキャラに比べて圧倒的にアホ。リアルバカ。なので、セリフや感情を真面目に捉えて素直に放出しています。そして探偵でもありますから、これまでの探偵像にないものにしたい欲求と、逆に今まで見てきた探偵感をプラスしたりマイナスしたり、掛けたり割ったり、悩みながら楽しんでいます」と役どころについての印象を述べた。

そして、ラブホテルを経営する羽衣の父・進吾役を務める大堀は、大原のお父さん役と聞いて「お! これはやりたい」と思ったといい、「役作りという作業は一切してないです。水野進吾はおかしな言動は多いですが、とにかく純粋に一生懸命生きていると思いました。そこを表現できればいいなと思いながら演じさせていただきました」と語る。

さらに、羽衣の大学の友人で、台湾人留学生・ヤン役を演じるヤオアイニンは、台湾で女優として活躍し、日本でも映画やCMなど活動の場を広げているが、「日本のドラマに出演するよ」と台湾の友人に話したら、「夢じゃないよね」とびっくりされたという。「(ヤンは)最初は変な役だなと思っていましたが、脚本を読めば読むほどヤンさんの性格にひかれるようになりました。探偵ドラマはずっと興味があったので、不思議な体験ができました。ヤンさんの日本語能力は私よりだいぶレベルが高いので、セリフを覚えるのに苦労しました。初めてのコメディーですし、面白い日本語をたくさん勉強できて面白かったです」と話している。

また、同作では新たな試みとして「セパレートエンディング」を用意している。主人公・水野羽衣がタイムリープで事件を解決へと導くが、タイムリープという設定を生かして地上波「テレビ東京版」と動画配信サービス「Paravi版」とでは、異なる2種類のエンディングを迎えるのだという。具体的には、ドラマ中で起こる二つの事件のうち、テレビ東京版で一つ目の事件の謎を解き、Paravi版でもう一つの事件を解決するといった仕組みになっているのだ。どちらも視聴すれば2倍楽しめるという新しい試みにも期待したい。

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