「監察医 朝顔」上野樹里&時任三郎“父娘”がクランクイン

7月8日スタートのフジテレビ系連続ドラマ「監察医 朝顔」(月曜午後9:00)の主演・上野樹里と共演の時任三郎がクランクインした。

同作は同名漫画を原作に、主人公の新米法医学者・万木朝顔(上野樹里)が誰よりも懸命に、そして真摯(しんし)に遺体に向き合い、遺体が最後に伝えたかった思いを明らかにしていく。朝顔は、東日本大震災で母を失ったのみならず、遺体すら見つからないという癒やしようのない悲しみを抱えており、その悲しみゆえに朝顔には、どうして亡くなってしまったのか分からない“不詳の死”にはさせないという揺るぎのない信念がある。そうして見つけられた遺体の真実は、時に犯罪を看破し、時に遺族の悲しみを癒やし、何より遺体が最後に伝えたかった思いを朝顔に語りかける。

上野と時任の初共演は、三陸鉄道を舞台に電車に乗って東北の海を望む、とある駅へ降り立つシーン。スタッフの「クランクインです!」という掛け声と拍手とともに、上野は笑顔で「よろしくお願いします!」とあいさつをし、時任は上野に柔らかい微笑みを向ける。セリフではなく表情で心のヒダを表現する難しいシーンの撮影ながら、一つ一つの感情を文字通りかみしめながら演じる上野と時任。クランクイン前に何度もリハーサルを重ねたことで、撮影初日ながらも2人は自然な父娘の姿を見せる。埋めようのない悲しみを抱えながらもお互いを思い合う父娘の姿に、思わず胸をつまらせ目頭を熱くするスタッフもいたほど胸を打つシーンとなった。

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