広島、今季2度目の8連勝でついに今季初の単独首位浮上! 野村が快投3勝目

広島・野村祐輔【写真:荒川祐史】

一時は最下位に沈むも…菊池涼の決勝打で“定位置”の1位に浮上

■広島 3-2 中日(21日・マツダスタジアム)

 広島は21日、三次での中日戦に3-2で勝利し、今季2度目の8連勝を飾った。先発の野村が7回3安打無失点で3勝目(2敗)。5回に菊池涼のタイムリーで2点を挙げると、8回に押し出し四球で追加点を奪った。9回に中崎が2点を失ったものの何とか逃げ切り、ついに首位に浮上した。

 試合は広島野村、中日大野雄の投手戦に。広島打線も4回まで2安打に抑えられていたが、5回に會澤、安部、田中広の3連打で満塁とすると、野村は遊飛、野間は三邪飛に倒れるも、菊池涼がタイムリー。2点をもぎ取った。

 野村は初回に1安打、2回に2安打を許すも無失点に抑えると、3~7回は5イニング連続3者凡退。7回を91球で投げきり、代打を送られて降板した。

 8回はフランスアが無失点に抑えると、その裏に押し出しで1点を追加。9回は中崎が2点を失ったが、最後は何とか逃げ切り、連勝を「8」まで伸ばした。ゲーム差なしだった巨人を抜いて、ついに首位に浮上。一時は最下位に沈んでた王者が、4連覇へ向けて“定位置”に立った。

 中日は9回に2点を返すもわずかに及ばず。7回2失点と好投した大野雄を援護できなかった。(Full-Count編集部)

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