鎌倉・材木座海岸にクジラの死骸 サーファーびっくり

材木座海岸に打ち上げられたクジラの死骸=午後5時50分ごろ

 21日午後4時ごろ、鎌倉市の材木座海岸にクジラの死骸が打ち上げられているのを、近くに住む女性が発見、市に連絡した。

 新江ノ島水族館(藤沢市)によると、ザトウクジラのオスとみられる。腐敗が進んで頭部や胸びれ、尾びれがなく、約7.6メートルの胴体部分が打ち上げられた。

 市は、県や県立生命の星・地球博物館(小田原市)と対応を検討している。

 同水族館の職員が調査する様子を、親子連れやサーファーなどが見守った。近くに住む松倉世子さん(39)は「とても大きくて、驚いた」と話した。

 市内では昨年8月、シロナガスクジラの死骸が由比ケ浜海岸に漂着。国立科学博物館などの調査で、胃からビニール片1個が見つかった。

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