【On This Day】雨降るモスクワ、マンUvsチェルシーの激闘

フットボールには長い歴史がある。5年前、10年前の今日という日にもまた世界各地で数々の名プレーヤーがドラマを生んできた。今回は2008年前のモスクワへタイムスリップ【On This Day】雨降るモスクワ、マンUvsチェルシーの激闘

2008年5月21日 マンチェスターユナイテッドvsチェルシー UCL決勝

今回は2008年の今日行われたUCL決勝の舞台モスクワへとタイムスリップする。

UEFAチャンピオンズリーグ史上初の同国クラブ同士での決勝となった2007-2008シーズン。当時適用されていたモスクワ夏時間で試合は夜の11時キックオフという遅い時間に始まり、試合は日をまたいで行われた。

大会で得点王となったクリスティアーノ・ロナウドのゴールでマンチェスターユナイテッドが先制するも、前半終了間際にフランク・ランパードのゴールでチェルシーが同点に。試合は1-1のまま延長戦に突入し、それでも勝敗が決まらなかったためPK戦へと突入した。

両チーム2人目まで成功させ迎えたユナイテッドの3人目、キッカーはCロナウド。チェフとの駆け引きで逆を突こうとしたものの、ボールは防がれチェルシーに史上初のUCLタイトルが近づいた。

その後両チームともミスなく進み、チェルシー5人目のキッカーはキャプテンのジョン・テリー。

これを決めれば試合終了、チェルシー悲願の初優勝となる。はずだったが、テリーは足元を滑らせてしまいボールはファンデルサールの逆を突いたものの無常にもポスト直撃。これでまた振り出しとなった。

決着が付いたのは7人目、ユナイテッドはギグスが成功させると、チェルシーはアネルカがペナルティスポットへ。冷静沈着なフランス人FWが蹴ったボールはユナイテッドの守護神ファンデルサールがセーブ。ユナイテッドが2007-2008シーズンUCL王者に輝いた。

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