西武、連勝で5割復帰 山川凱旋20号3ラン 鷹は東浜&嘉弥真が失点、沖縄出身者に明暗

20号3ランホームランを放ち「どすこい」ポーズを披露した西武・山川穂高(中央)【画像:(C)PLM】

ソフトバンクの東浜は栗山に先制2ランを浴びるなど4安打6四球4失点でKO

■西武 7-6 ソフトバンク(21日・那覇)

 西武は、主砲・山川穂高内野手の凱旋3ランなどで2連勝を飾り、勝率を5割に戻した。21日、沖縄・那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で行われたソフトバンク戦。ベテラン栗山の2ランなどでリードを奪うと、先発の十亀が6回1失点と好投。7回には山川が故郷凱旋弾となる20号3ランを放って、勝利を掴んだ。

 2回1死から森が右前安打で出塁すると、2死一塁で栗山が右中間への2ランを放って2点を先制。5回には金子侑の四球と秋山の安打でチャンスをつくり、外崎が適時打。さらに山川、森の連続四球でもう1点追加してリードを広げた。

 先発の十亀はグラシアルにソロを浴びこそしたが、失点はこの1点だけ。“天敵”の松田宣も無安打に封じて6回4安打1失点で今季2勝目をマークした。7回に平井が2点を失って追い上げられたが、その裏に山川が故郷の沖縄への凱旋弾となる3ラン。沖縄出身選手で初めて沖縄開催の公式戦で放った本塁打となり、勝率を5割に戻した。

 ソフトバンクは凱旋先発となった東浜が4安打6四球で4点を失い、ノックアウト。故郷で初のマウンドはほろ苦い結果に。7回には石垣島出身の嘉弥真が登板したが、こちらはピンチを招いて降板。後を受けた松田遼が山川に3ランを浴びて2失点だった。打線が終盤の猛攻で1点差まで追い上げたが及ばす、連勝がストップした。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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