誤審騒動に新たな動き!アディショナルアシスタントレフェリーって!?

J1第12節の浦和レッズー湘南ベルマーレで起きたゴール見落としの誤審を受けて、日本サッカー協会が動いた。アディショナルアシスタントレフェリー(AAR)を導入する方針のようだ。

現代サッカーでは、審判団がカバーできない範囲をカメラやセンサーなどを用いたテクノロジーでサポートすることが可能に

アディショナルアシスタントレフェリー(以下、AAR)と聞いても、あまり馴染みがないかもしれない。主審と副審、第4審判に加えて、各ゴール付近に配置するもう1人の審判の事だ。AARを配置することにより、ゴールの判定やペナルティーエリア内の反則に対するジャッジを強化できる。

副審だけでは主審のジャッジを完璧にサポートすることは困難だろう

日本サッカー協会は、早ければ8月からAARを導入する方針であると公表。J1第12節の浦和レッズー湘南ベルマーレで起きた、明らかなゴールの見落としを機に議論がなされた結果だが、予想外の策だと言えるかもしれない。以前からVARやゴールラインテクノロジーの導入については議論されていたが、多大なコストを要するため導入には慎重だった。それでも、今回の誤審騒動は早急に対処しなければならないと判断し、比較的容易に対応できるAARの導入に踏み切ったのだろう。これにより、今シーズンも頻発している「幻のゴール」が無くなることに期待したい。

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