正しく呼ぶとちょっと長いです【私鉄に乗ろう83】アストラムライン その1

※ひろでん本通駅。アストラムラインは、ほぼこの真下、地下駅なのです。この「私鉄に乗ろう」の写真は、筆者がプライベートな旅で撮影したものです。鉄道会社さんから許可をいただいていませんので、乗車券があれば誰でも入れる場所から、手持ちで撮影したスナップ写真です。ポケットに入るコンパクト・デジタルカメラ(SONY DSC-WX500)で撮影しています。撮影は2018年7月の暑い日。

アストラムラインは愛称で、正しくは「広島高速交通広島新交通1号線」です。ちょっと長いですね。新交通システム(AGT)としては、ゆりかもめ(14.7km)ポートライナー(10.8km)ニューシャトル(12.7km)などよりも長い18.4kmを運行しています。

新交通システム(自動案内軌条式旅客輸送システム)を説明するには、運行されている車両を見るのが分かりやすいかな。アストラムラインさんのホームページにあったものをコピペします。要はゴムタイヤで案内軌条に従って専用軌道を走る仕組みで、日本では、1981年(昭和56年)に建設された神戸のポートライナーが始まりです。

ただし同じ新交通システムでも細部は微妙に異なっています。アストラムラインのホームページによれば最新の第24編成が6両で4億9200万円とのこと。これは唯一足回りを写すことができた1枚。

アストラムラインは、広島の中心部と広島の北西部の住宅地を結ぶ足として計画されました。1994年10月に、ニュータウン「広島西部丘陵都市」に作られた広島広域公園を会場にする広島アジア大会が開催されたこともあって、1994年8月に会場アクセスも含め本通〜広域公園前18.4km/22駅が開業しています。

開業からもうすぐ四半世紀、車両の更新が課題です。

アストラムライン「本通駅」と書かれた地下道入口。左にひろでんの本通停留場が見えています。

地下駅です。人の少ない時間帯を狙っていますから、朝夕の混雑はタイヘンかもしれません。

きっぷ売場。1日乗車券は930円。本通から終点の広域公園前が480円なので往復運賃よりも安くなります。

自動改札。交通系ICカード(全国相互利用サービス対応に限ります)も使用できます。

アストラムラインホームページの路線図です。クエスチョンマークの様な大きな円弧を描いています。出発する本通駅は一番下です。

駅に行くとすぐに発車する様だったので慌ててホームに。列車が入線してきました。直接車両に触れない様な安全隔壁があります。

車両のガラスごしの駅名標。1994年(平成6年)開業です。

終点の広域公園前駅まで乗って行く広島高速交通6000系の先頭車両内部。

終点の広域公園前駅を目指します。

では【私鉄に乗ろう 83】アストラムライン その2 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)

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