昭和を感じる町田家のジオラマ

町田忍の素晴らしき庶民文化

©株式会社ライトアップ

今回は町田さんがNHKの「梅ちゃん先生」で使われたジオラマの製作者・山本高樹さんと共作したジオラマの中から、ちょー精巧な町田さんの生家をご紹介します!

町田さんの傑作ジオラマが3点も!

ある日、いつものように町田さんとお話していると、町田さんからこんなご提案をいただいた!

町田:昭和レトロなのが人気なんだったら、ジオラマとかどう?すごいのあるんだけど…。

かつて町田さんが「スゴイ」といったものでそうでなかったものなどあっただろうか…いや、ない…これはなんとしても見せてもらわなければと思い、今回の取材と相なったのであった。………だが、ご提案いただいてから取材までしばらく間が空いてしまったのだが、その間にちょこちょこと町田さんが写真を送ってきてくれる。どうやら町田さんもご自慢の一品なのだろう。

そして、取材当日。町田さんの家に行くと、そこにはとんでもないものがあったのであった!それがこちら!

上から町田さんの生家、江戸時代の銭湯、そして現存する銭湯「明神湯」の昭和の姿を再現したジオラマである。町田さんのことだから、すごいクオリティーのものが出てくるとは思ったが、ここまでとは…
なんでも、NHKの朝ドラ「梅ちゃん先生」のオープニングに使われたジオラマを作成したジオラマ作家・山本高樹さんとの共作なんだとか。町田さんが図面を引き、それを山本さんがジオラマに起こし、さらに二人で着色して作り上げたそうな。山本さんのジオラマもスゴイけど、町田さん、今さらだけどあなたは何者ですか?
ていうかそんな高名なジオラマ作家さんとお知り合いだったんですね…FLAT4の小森さんといい、ホント、人脈広いわ!イケオジのいるところにイケオジあり、ということですね。
今回はこのジオラマをもとにお話をたっぷり伺ってきたので、ご紹介しよう!

記憶をもとに作り上げた町田さんの生家!

町田さんの生家は、今現在あるご自宅と同じ位置に戦後建てられたそう。写真にもあるとおり、町田さんが少年時代を過ごした家を記憶をもとに再現したのがこちら!
では、そのこだわりっぷりの細部を紹介していこう。

まずはこの外観。こういう板を貼り付けた感じの建物って、特に戦後すぐの時代なんかはずいぶんあったはずだ。我々ゴールデン世代でも馴染み深いのではないだろうか。ちなみに、この板を貼り付けた壁のことを下見板張りというらしい。
このおじさんはというと、汲み取りのおじさんなんだとか。昭和30年前後、バキュームカー登場までは汲み取りは柄杓で行う、この形式だったそうだ。…それはなかなかに大変なお仕事だねぇ…
そして、ここからがこのジオラマの真骨頂!なんと屋根が取れて、内部が見えるのである!

母屋にくっついていた台所もこのとおり、内部までしっかり作り込まれている。母屋に後から増築したため、地面はいわゆる土間のような感じになっていて、ガスコンロのほかに七輪が置かれていたそうな。

母屋にはちゃぶ台と押入れ、そしてラジオが見受けられる。さらによく見ると、押入れに誰かが寝ている!?

こちらは警察官をされていた町田さんのお父さん!夜勤なんかもあり、暗くして寝たいということで押入れでよく寝ていたんだそうだ。こんなところまで再現するとはさすがの記憶力、さすがのこだわりである!

こちらが現在の町田さんのご自宅。この場所にあのジオラマの家が建っていたんだと思うとより感慨深くなるものだ。
正直、このジオラマを見ていて、自分もかつて住んでいた懐かしい生家をジオラマで再現してみたくなった。きっと、それを眺めながら、「この場所ではよくこんなことしたなぁ…」だったり「この場所で転んだんだよな」みたいな思い出話が止まらなくなるんだろうなぁ…