脳科学者・茂木さん佐賀で講演「ダンスで感情抑制」

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講演する脳科学者の茂木健一郎さん=佐賀市白山のエスプラッツ

 脳科学者の茂木健一郎さんが20日、佐賀市白山のエスプラッツでトークショーを開いた。茂木さんは前頭葉の働きとダンスの関係性をひもとき、「踊ると自分を客観視する回路が発達する」と語り掛けた。

 前頭葉は感情を抑制する機能を持ち、ダンスは自分の体がどう動いているか把握する必要があり、前頭葉の発達を助けると解説。「ダンスすると、感情のコントロールがしやすくなる」と語った。

 講演は「踊る」をキーワードに生き方にも及んだ。「脳科学者『らしさ』など『らしさ』から逃れる人生を送ってきた。周りの目を気にしないで『踊る』ことは楽しい」と話し、「明日から踊るように暮らしてください」と締めくくった。

 来場した佐賀西高1年の岩谷泰志さんは「勉強する時に『これが何の役に立つんだろう』と考えてしまうこともあったけど、今後はもっと楽観的に『踊る』ように取り組んでみたい」と話していた。トークショーは2015年4月から13回を数え、次回は10月7日に開かれる。