ジャニーズ事務所が出遅れていたSNS戦略を、元SMAPの稲垣吾郎、香取慎吾、草彅剛が所属する新しい地図は、展開してきました。しかし……。
「最もフォロワー数が多かった香取慎吾のインスタグラムのフォロワー数は、オフィシャルアカウントを開設した山下智久に一日で抜かれました。SMAP独立騒動の余波も報じられなくなり、最近、新しい地図のメディア露出は減ってきたかもしれません」(ITジャーナリスト)
確かに稲垣吾郎、香取慎吾、草彅剛をテレビで見る機会は激減したかもしれません。SMAP時代は絶対にやらなかったような「中年ネタ」の広告が印象的です。
「SMAP時代は、アイドルとして作り込まれていたのですが、ナチュラルに髭を伸ばしたり、年相応の姿を発信するようになり、幻滅して離れていくファンも少なくありません。おじさん化現象は、演技には生かされているかもしれませんが、オーラはなくなってきました」(テレビ雑誌ライター)
新井浩文逮捕で、草彅剛主演映画「台風家族」が延期になったのが、皮肉にも最も報じられた出演情報かもしれません。
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「テレビ局や大手映画会社には、ジャニーズ事務所のタレントが出演しますから、規模の小さな映画の主演の仕事がメインになってきます。宣伝予算の規模も違いますから、映画の宣伝の露出も、SMAP時代に比べたら雲泥の差です」(映画ライター)
この状況を打開するには、海外の映画祭で受賞するなどして、実力派として知名度を上げていくしかないのかもしれません。
直近では、香取慎吾主演「凧待ち」(キノフィルムズ)が6月28日から公開。既存のテレビ、大手映画以外のステージの新しい地図を鮮やかに仕上げていく途中なのでしょう。(文◎花苑スープ)