阿波踊り中止要求 徳島県庁に送付 知事脅迫疑いで男逮捕

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 阿波踊りを中止するよう飯泉嘉門知事を脅迫するはがきを送ったとして、徳島中央署は21日、脅迫の疑いで、広島県の派遣社員(26)を逮捕した。容疑を認めている。

 逮捕容疑は、2016年7月28日ごろ暴力団幹部を装い、飯泉知事や市民に危害を加える旨の内容に加え「一般市民を助けたければ阿波踊りを中止させろ。神奈川県の障害者施設の殺傷事件と同じことになる」などと手書きした知事宛てのはがき3通を、県庁に郵送したとしている。

 署によると、はがきは3通とも翌29日に届き、徳島中央郵便局の28日の消印が押されていた。いずれも差出人は実在する暴力団組長名だった。

 県が署に被害届を出し、はがきを捜査する中で派遣社員が浮上した。派遣社員は徳島市の県立高校を卒業するまで北島町に住み、卒業後は県外で就職。犯行時は県内にいたとみられる。署が動機などを調べている。

 16年7月29日~8月9日に、徳島市役所と県警本部にも同様のはがき計5通が届いており、署は関連を調べている。

 県警は16年8月12~15日の徳島市の阿波踊りで警備を強化した。