東京ディズニーシー、大規模開発着工 新エリア・ファンタジースプリングス22年度開業へ

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ファンタジースプリングス内のイメージ(OLC提供)

 東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランド(OLC、浦安市)は21日、東京ディズニーシー(TDS)の大規模開発の起工式を開いた。映画「アナと雪の女王」をテーマにしたアトラクションやホテルで構成する新エリアを整備し、2022年度中の開業を目指す。同エリアの名称も「ファンタジースプリングス」と発表し、約2500億円を投じる過去最大規模の拡張プロジェクトが始動した。

 TDSで八つ目のエリアとなる「ファンタジースプリングス」の面積は約14万平方メートルで、隣接する駐車場を転用。アナ雪や「塔の上のラプンツェル」「ピーター・パン」をテーマにした計四つの新アトラクションや高級志向のパーク一体型ホテルを建設する。大規模工事でTDSの広さは約2割拡張される。

 ファンタジーの泉(スプリングス)と名付けられた新エリアは「水のしたたる緑豊かなファンタジーの世界」(加賀見俊夫会長)をイメージ。敷地内には泉や池、滝などが造られる。

TDS拡張工事の起工式を行うOLC幹部ら=21日午前、浦安市

 強い雨と風の中、建設予定地のテント内で行われた起工式には、OLCや建設会社の幹部ら約70人が出席。清瀧神社(浦安市)の神官が神事を進め、加賀見会長や上西京一郎社長らが鍬(くわ)入れを行い、工事の安全を祈った。

 起工式後、名称発表の式典が開かれ、加賀見会長は「(新エリアは)ゲストの体験価値を飛躍的に向上させる。世界で東京にしかないオンリーワンのテーマリゾートとして進化させたい」とあいさつ。来日した米ウォルト・ディズニーのロバート・アイガー会長兼最高経営責任者(CEO)は「夢と感動あふれるこの新エリアが来場者に一層の魔法をかけてくれることを期待したい」と話した。

 OLCは昨年6月、TDSの大規模拡張を発表。少子高齢化で国内外のテーマパーク間競争が激化する中、来園者の満足度を高め、訪日客も含めた集客力強化につなげる狙いだ。