鈴鹿10時間:Modulo Drago CORSEが2年連続参戦へ。第3ドライバーに中嶋大祐を起用

 5月22日、スーパーGT GT300クラスに参戦するModulo Drago CORSEは、8月22日〜25日に開催される第48回サマーエンデュランス『BHオークション SMBC 鈴鹿10時間耐久レース』に参戦すると発表した。2年連続の参戦となる。

 2018年からスーパーGTに参戦を開始したModulo Drago CORSEは、初開催となった2018年の鈴鹿10時間にも、直前のスーパーGT富士戦でのクラッシュによる車両スイッチなどの波乱を乗り越え参戦。第3ドライバーに小暮卓史を起用するなど注目を集めたが、トラブル等もあり思うような結果を残すことができなかった。

 2年目となる2019年に向けては、チーム代表でもある道上龍、そして大津弘樹のコンビに加え、新たに第3ドライバーとして中嶋大祐を起用して参戦することになった。スーパーGTではGT500クラスで活躍する大祐は、昨年もHonda Team MOTULのドライバーとしてホンダNSX GT3をドライブしており、鈴鹿10時間の経験がある。

「最初に、中嶋大祐選手の起用にご協力いただいた関係各位に感謝致します。中嶋選手は2013年にNAKAJIMA RACINGに在籍した時代のチームメイトであり、実績、経験ともに豊富なドライバーです」と語るのは道上。

「今年こそファンの皆さまに良いレースをお見せできるよう、チーム一丸となって優勝を目指して頑張ります」

 また2年目のレースを戦う大津は「今年も道上代表をはじめ皆さんのご尽力のおかげで鈴鹿10時間に出場できることを、本当にうれしく思います。道上代表とコンビを組んでスーパーGTの2年目に突入していますが、今回はさらに中嶋選手とNSX GT3で一緒に走れることになり、今からワクワクしています。皆さんのご期待に沿えるよう100%の力を出し切って頑張ります」とコメントした。

 また、新たにModulo Drago CORSEに加入することになった大祐は「道上代表からお声がけいただき、Modulo Drago CORSEの一員として鈴鹿10時間に参戦することになりました。道上代表とはスーパーGT以来のコンビ、大津選手はまだ彼がSRS(鈴鹿サーキットレーシングスクール)の生徒だった頃から知っていて、自分としても馴染みやすいと感じ、このメンバーと一緒に戦うのが今からとても楽しみです」と意気込みを述べている。

「今回の機会を作っていただいた皆さまに感謝します。チームのお役に立てるよう精一杯がんばります」

 Modulo Drago CORSEが走らせるホンダNSX GT3エボは、今季インターコンチネンタルGTチャレンジのカリフォルニア戦でもポールポジションを獲得するなど、SROルール下で好調ぶりをみせている。使用するピレリタイヤの理解が進めば、上位進出も見えてくるはずだ。

 また、今回の道上参戦決定により、今季の鈴鹿10時間にはスーパーGTを盛り上げてきた本山哲(ニッサンGT-RニスモGT3)、脇阪寿一(ポルシェ911 GT3 R)、そして道上の3人がひさびさに同じ土俵で戦うことになった。ファンにとってはこちらも楽しみなところだろう。

2018年の鈴鹿10時間に参戦したModulo Drago CORSEのホンダNSX GT3

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