MLB公式サイトが選ぶ現時点の新人王はロウとパダック

日本時間5月22日、MLB公式サイトでは記者陣による現時点での両リーグの新人王投票の結果を発表し、ア・リーグはブランドン・ロウ(レイズ)、ナ・リーグはクリス・パダック(パドレス)がトップに立った。36人の記者による投票のうち、ロウは1位票を26票、パダックは24票獲得。菊池雄星(マリナーズ)は1位票を3票獲得したものの、トータルのポイントでは3位以内に入れなかった。

ア・リーグは26票のロウ、3票の菊池のほか、マイケル・チャビス(レッドソックス)が1位票を7票獲得。トータルのポイントでは、1位のロウ、2位のチャビスに次いでスペンサー・ターンブル(タイガース)が菊池を僅差でかわして3位に入った。しかし、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)がここにきて本領を発揮し始めているほか、ニッキー・ロペス(ロイヤルズ)も昇格後、上々の活躍を続けており、順位は今後大きく変動する可能性がある。

一方、ナ・リーグは24票のパダックのほか、ピート・アロンゾ(メッツ)が6票、アレックス・ベルドゥーゴ(ドジャース)とマイク・ソローカ(ブレーブス)が各3票の1位票を獲得。9先発で4勝2敗、防御率1.93をマークしているパダックの活躍は見事だが、アロンゾは15本塁打、OPS.934、ソローカは7先発で5勝1敗、防御率1.01と新人らしからぬ活躍を見せており、極めてハイレベルな新人王争いとなっている。

なお、各リーグの上位4名とその他の得票者は以下の通りとなっている(括弧内は日本時間5月21日終了時点での成績)。

●ア・リーグ
1位 ブランドン・ロウ(レイズ:打率.291、10本塁打、OPS.909)
2位 マイケル・チャビス(レッドソックス:打率.296、9本塁打、OPS.981)
3位 スペンサー・ターンブル(タイガース:9先発、2勝3敗、防御率2.40)
4位 菊池雄星(マリナーズ:11先発、3勝1敗、防御率3.43)
ジョン・ミーンズ(オリオールズ:11試合、うち7先発、5勝4敗、防御率2.68)
ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ:打率.235、4本塁打、OPS.766)
ニッキー・ロペス(ロイヤルズ:打率.320、0本塁打、OPS.833)
コービン・マーティン(アストロズ:2先発、1勝0敗、防御率3.86)
タイ・バットリー(エンゼルス:22試合、2勝2敗2セーブ、防御率1.50)
マーカス・ウォルデン(レッドソックス:16試合、6勝0敗、防御率1.37)
ダニエル・ボーグルバック(マリナーズ:打率.270、14本塁打、OPS1.059)

●ナ・リーグ
1位 クリス・パダック(パドレス:9先発、4勝2敗、防御率1.93)
2位 ピート・アロンゾ(メッツ:打率.259、15本塁打、OPS.934)
3位 アレックス・ベルドゥーゴ(ドジャース:打率.323、4本塁打、OPS.903)
4位 マイク・ソローカ(ブレーブス:7先発、5勝1敗、防御率1.01)
フェルナンド・タティスJr.(パドレス:打率.300、6本塁打、OPS.910)
クリスチャン・ウォーカー(ダイヤモンドバックス:打率.268、8本塁打、OPS.863)

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