PTV、「人テク2019」でミクロ交通シミュレーターやMaaS事業検証ソリューション出展

PTVグループジャパンは5月22日から開催の「人とくるまのテクノロジー展2019横浜」で、ミクロ交通シミュレーター「Vissim」や、MaaSの事業性や導入検証を行うことのできる「MaaS Modeller」などを出展する。

展示会ではAD/ADAS開発のバーチャル環境での検証に活用できるミクロ交通シミュレーター「PTV Vissim」を紹介。「PTV Vissim」の活用事例や他シミュレーターとの連携なども披露する。また、利用者のトリップの選好やサービス仕様を反映したMaaSビジネスモデルを作成し、将来の交通需要予測を考慮したビジネスモデルのパフォーマンス評価に活用できる「MaaS Modeller」も紹介する。

(出展製品)

「PTV Vissim」

PTV Vissimは科学に基づいた行動モデルを用いて、市街地や高速道路、ラウンドアバウトなどあらゆる交通場面をリアルに再現することが可能なミクロ交通シミュレーター。ビークルダイナミクスシミュレーターとVissimの協調シミュレーションによるAD/ADAS開発のバーチャル環境での検証や、コネクティッドカーや自動運転車両の交通への影響分析、MaaS事業の配車アルゴリズムの検証などを行うことが可能。

「PTV Visum」

PTV Visumは交通需要予測モデルに基づいたマクロ交通シミュレーター。モビリティの現状分析、Value for Money評価に基づく交通施策シナリオの比較検討および最適な戦略計画の策定に活用できる。交通需要分析・将来需要予測およびGISベースのデータマネジメント、交通混雑時利用者間相互作用のモデル化、公共交通サービス計画、将来の交通ネットワーク整備運用戦略の計画等といった場面で幅広く用いられている。

「MaaS Modeller」

プログラムはModeller(計画)・Simulator(設計)・Operator(運用)・Controller(管理)で構成されており、Modellerはすでに製品化されている。PTV MaaS Modellerは、利用者のトリップの選好や車両運用形態を反映したMaaSビジネスモデルを作成し、各種KPIを算出。様々なビジネスモデルを比較検討することにより損益分岐点を特定、最適なモデルの特定に活用できる。

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