テニス 男子 V21狙う海星リード 女子 九文が頭一つ抜ける 第71回長崎県高校総合体育大会展望

女子8連覇に向けて練習に励む九州文化学園の平原(左)=佐世保市総合グラウンド庭球場

 2単1複で競う団体に男子22、女子19校がエントリー。男女とも団体は優勝校、個人はシングルスが上位2人、ダブルスは1位がインターハイに出場する。(6月1~4日・佐世保市総合グラウンド庭球場)

 =男 子=

 団体はV21を狙う海星がリード。昨年準Vの長崎東をはじめ、島原、大村などがどこまで迫るか。

 海星は今季も県内主要大会すべてで優勝。3年生の長身エース田中、昨年6月の全九州大会個人ダブルス覇者の主将中川は、ともに1年時から主力として活躍してきた。その2人を抑えて、3月の九州ジュニア選手権U-18県大会でシングルスを制した井崎ら2年生も台頭。中学時代に全国出場経験があるルーキー今里も加わり、選手層がさらに厚くなった。

 長崎東は昨年9月の全国選抜県大会で海星に次ぐ第2代表となり、同10月の県新人大会は島原が2位。大村も力は接近している。個人も海星勢による上位争いが濃厚。脇川(大村)、森山(長崎東)ら各校のエースが食らい付く。

 =女 子=

 団体はV8に挑む九州文化学園が頭一つ抜けている。昨年準優勝の海星のほか、長崎北陽台、大村などが追う。

 九州文化学園はエース本田ら団体メンバーの多くが昨年の7連覇に貢献しており、全国舞台の経験が豊富。3月の全国選抜大会は3回戦まで勝ち進んだ。粘り強さの本田、パワーの平原、精神力の枡富、ダブルスが得意な主将の中村倫ら好選手がそろう。海星は平井、溝添らの活躍が鍵になりそう。

 個人の決勝も九州文化学園勢同士の対決となる可能性は高い。シングルスは海星の2人に加えて村上(長崎北陽台)、小無田(青雲)ら、ダブルスは中学時代からペアを組む里・秋丸組(大村)がどう絡むか。

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