笑わせることに命を懸ける高校生を間宮祥太郎が演じる!あの『べしゃり暮らし』がドラマ化!

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『ROOKIES』などで知られる漫画家・森田まさのり氏による作品で、お笑い芸人を志す高校生達のサクセスストーリーが描かれていきます。お笑いの天才を持つ高校生と、元芸人でネタ作りの才能を持つ高校生の2人が、お笑い界を駆け上がります。

今回は、そんな『べしゃり暮らし』のあらすじと魅力をご紹介します。すでに19巻で完結していますが、いつ読んでも楽しめる本作。

スマホの無料アプリでも読むことができるので、気になった方はそちらから読んでみるのもおすすめです。

漫画『べしゃり暮らし』が面白い!【あらすじ】

人を笑わせることが大好きで、笑いに命をかけている高校生・上妻圭右(あがつまけいすけ)と、圭右の学校に転校してきた元芸人の高校生・辻本潤(つじもとじゅん)を主人公にした本作。

圭右は人を笑わせるためなら、いくらでも体を張る男。学校では「学園の爆笑王」を自称していました。そんな彼のいる学校に転校してきたのが、元芸人という経歴を持つ辻本。

最初は辻本のことをライバル視していた圭右ですが、しだいに実力を認め合い、コンビを結成することになります。

しだいに

べしゃり暮らし 1 学園の爆笑王 (ヤングジャンプコミックス)

作者:森田 まさのり
出版社:集英社
出版日:2007年05月18日

2人はきっと成功するだろうという、安心感に似た気持ちで読むこともできます。もちろん様々な試練や葛藤もありますが、彼らはしっかりと乗り越えてくれます。若者特有のハラハラ感もありながら、前向きな結末を望める作品になっています。

テレビドラマでは、上妻を間宮祥太郎、辻本を渡辺大和が演じることが発表されました。若手人気俳優の2人が、それぞれどんなお笑い界の天才を演じていくのか楽しみなところです。

作者・森田まさのりとは

本作の作者である漫画家・森田まさのりは、1984年にデビューした後、様々な話題作を生み出してきました。

なかでも有名なのが、『ろくでなしBLUES』や『ROOKIES』。いずれもテレビアニメや映画、テレビドラマにもなっています。特に『ROOKIES』はテレビドラマも大人気の作品になりました。

なかでも

ROOKIES 全14巻セット (集英社文庫(コミック版))

作者:森田 まさのり
出版社:集英社
出版日:2009年04月09日

劇画調の絵柄が特徴の作者ですが、これは『北斗の拳』で有名な作者・原哲夫のアシスタントをしたことが影響をしているようです。それ以前は、どちらかというと手塚治虫に影響を受けた絵柄だったそう。その頃の作品もあるので、気になる方は見比べてみるのも面白いかもしれません。

印象的なのは、キャラクター達がみんな生き生きとしていて、青臭かったり熱過ぎたりすることがあるところ。等身大な登場人物たちに、それぞれの魅力があるのです。

本作を描くにあたって、吉本総合芸能学院(通称、NSC)に1年間通ったことでも知られている作者。生き生きとしたキャラクターたちは、作者が直接触れているからこそなのかもしれません。

2018年には漫画家の長田悠幸とコンビを組み、M-1に出場。2回選で敗退した後の取材で、「この経験を作品に活かしたい」とも語っており、本作の続編の可能性についても話していました。ドラマも控えている本作、ますます期待が高まります。

漫画『べしゃり暮らし』の魅力:お笑い界でのサクセスストーリー!

本作の魅力の1つは、何と言ってもサクセスストーリーにあります。

学園の爆笑王である圭右と、相方との色恋沙汰に悩んで転校してきた辻本の2人が、お笑い界に飛び込んでその頂点を目指していく物語。王道な展開でありながら、今も昔も変わらない人気のあるストーリーの魅力は、主人公達が様々な葛藤や努力を経て成功を掴む姿に、希望を感じることができるからでしょう。

本作でも、彼らは天才的なセンスを持っている一方で、コンクールでは予選落ちする、たくさんの挫折も経験します。それでも自分や周りの人を信じる圭右と、彼に振り回されながらもついてくる辻本、周囲の人々には眩しいものを感じることができるでしょう。

そんな彼らに、うらやましさを感じる人や、こうなりたいと思う方も多いかもしれません。努力や友情で成功を勝ち取っていくその姿は、読み始めたら最後まで目を離せなくなること間違いなしです。

漫画『べしゃり暮らし』の魅力:登場人物みんなキャラが濃い!

本作のキャラクターは、いずれも個性が強い人ばかりで、お笑い芸人もたくさん登場します。そのため、クセの強さは際立っているかもしれません。

圭右や辻本はもちろんのこと、ラジオのハガキ職人で、作家を志すようになる2人の同級生・子安蒼太。同じく彼らの同級生で、ブサイクキャラを売りにしている梅垣望とイ、ケメンキャラの玉木春馬の2人で組んだお笑いコンビなども結成されます。

彼らの身近なキャラクターから、活躍中の人気芸人・デジタルきんぎょなど、様々なキャラクターが登場します。また彼らは、お笑い界の厳しさや楽しさを教えてくれる重要な人物で、ラストまで目が離せない人物でもあります。

どこを見ても強烈な個性を持ったキャラクターばかりですが、全員どこか憎めない存在であることも本作の特徴といえるでしょう。ぜひお気に入りのキャラクターを見つけてみてください。

漫画『べしゃり暮らし』の魅力:人間ドラマに揺さぶられる

様々な人間ドラマも描かれています。天才と周囲にも認めている圭右ですが、それについて本人は無自覚。だからこそ、デカい口をたたきながらも努力し、いつまでもお笑いへの情熱を失わないまっすぐなキ性格を持っています。

そんな彼に触発され、お笑いの楽しさをあらためて思い出すのが、デジタルきんぎょです。人気芸人でありながらそれ故にコンビ間の関係が悪くなるなど、楽しいという気持ちを失っていました。しかし圭右をの姿を見て、再びお笑いを楽しもうとする場面は、胸が熱くなるものがあるでしょう。

他にも、辻本の元相方である女子高生との関係や、方向性の違いから圭右と辻本と別の道を選ぶことにした子安のドラマなど、至るところにドラマがあります。

漫画『べしゃり暮らし』の魅力:最終回が泣ける!最後まで綿密に練られた構成!【ネタバレ注意】

衝撃的でありながらも感動でき、満足感を得ることができる最終回となっています。

また、最終回に向けて圭右や辻本たちを応援してくれていたお笑いコンビ・デジタルきんぎょに異変が起きます。そこまでにはいろいろな伏線がありました。伏線が回収された、悲しい結末に気持ちも落ち込みますが、圭右と辻本は進んでいきます。

べしゃり暮らし 19 (ヤングジャンプコミックス)

作者:森田 まさのり
出版社:集英社
出版日:2015年07月17日

そしてもう1つ。物語の後半、上妻が記憶喪失になってしまいます。しかし記憶を失った状況で、お笑いコンテストに出場することに。なんとか決勝までコマを進めることになるのですが、ここでデジャヴを感じることになるのです。

1巻の冒頭で描かれている、あるコンビの漫才シーン。今までこの芸人が誰なのかはわかりませんでしたが、最終回になってようやく明かされるのです。

作者自身も、この作品に関しては、「最初から最後までストーリーや構成を考えたうえで描き始めた」と語っています。そんな緻密な準備があったからこそ、ラストの感動はとても大きいものになっているのでしょう。

いかがでしたか? 芸人を見ない日はない現代。しかしその実態や裏側のドラマに関しては、あまり見ることはありません。芸人達の裏側にある努力や葛藤などを知りたい方は、ぜひ本作を手に取ってみてはいかがでしょうか。