眞子さまが安曇野市訪問 貴重なチョウ「会えてうれしい」 長野 

令和になって最初の皇族の訪問。秋篠宮家の長女・眞子さまが長野県内入りされた。23日の「全国都市緑化祭」に出席される予定で、22日は安曇野市の国営アルプスあづみの公園で貴重なチョウなどをご覧になった。

青空が広がった国営アルプスあづみの公園。強い日差しの中、眞子さまは公園内で保護活動が行われている「オオルリシジミ」について説明を受けた。 オオルリシジミは長野と熊本にしか生息していないチョウで絶滅危惧種に指定されている。15年ほど前から地元住民らが幼虫が食べるマメ科のクララを植えるなど保護活動を始め、公園内には保護区が設定されている。

(研究している江田慧子帝京科学大講師)「オスとメスの見分け方について説明させていただいた。オオルリシジミの幼虫はマメ科のクララという植物のつぼみと花しか食べないという珍しいタイプなので生態について説明させていただいた」

大きく頷きながら説明を受けられた眞子さま。オオルリシジミは気温が高いと、活発ではなくなるということだが、池の水際まで出た際にちょうど舞う様子をご覧になったという。

(研究している江田慧子帝京科学大講師)「説明をしていたとき横切ってくれた。これがオオルリシジミですと。『会えてとてもうれしかったです』と言っていただきました。5月から6月しか成虫が見られず、その時期に貴重な会をいただいたので、ぜひ成虫の姿を見られたらと、かなえられて良かった」

このあと、眞子さまは安曇野市の天蚕センターを視察された。上皇后美智子さまが長く皇居で蚕を飼育されてきたこともあってか熱心にご覧になっていた。

(安曇野市天蚕振興会・青木信子さん)「糸を見て『美しい』と何度もおっしゃっていただいたことがとてもうれしく思いました。光沢と繭から取ったままの物がああいった色が出るところに気にいっていただけたのかなと思う」 

眞子さまは、23日、これまで秋篠宮ご夫妻が参加されていた「全国都市緑化祭」に出席される予定。ご夫妻から引き継いだ行事としては初めての出席。

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