<レスリング>4人のオリンピック・チャンピオンらが参加へ…5.23~25UWWランキング大会「サッサリ国際大会」(イタリア)

世界選手権の第1シードを目指す金炫雨(韓国)

 3スタイル(男子両スタイル・女子)の世界レスリング連盟(UWW)ランキング大会、「サッサリ国際大会」が5月23日(木)~25日(土)にイタリア・サッサリで行われる。世界選手権と大陸選手権以外のランキング大会で、3スタイルにわたる唯一の大会。4人のオリンピック・チャンピオンを含め、オリンピックと世界選手権のメダリスト14選手参加。ポイントの上積みを目指したハイレベルな闘いが予想される。

 出場するオリンピック・チャンピオンは、男子グレコローマン77kg級の金炫雨(韓国=2012年66kg級優勝)、女子76kg級のナタリア・ボロビエワ(ロシア=2012年72kg級優勝)とエリカ・ウィーブ(カナダ=2016年76kg級優勝)、男子フリースタイル70kg級のソスラン・ラモノフ(ロシア=2016年65kg級優勝)。

 金炫雨は昨年の世界選手権3位。その後、今年2月の2つのランキング大会に出場し(ともに3位)、アジア選手権で優勝して、現在はランキング1位。第1シードを確実なものにできるか。

 エリカ・ウィーブも世界選手権3位。今年4月のパンアメリカン選手権も3位だったため、現在のランキングは6位。世界選手権でのシード権となる4位を目指す。ナタリア・ボロビエワは手術と出産でブランクがあり、今年2月に復帰。初のランキング大会出場となる。

 ソスラン・ラモノフは脊髄手術を受けて昨年秋から戦列を離れており、これが復帰戦。世界選手権のロシア代表権を取るための再スタートとなる。

 その他、男子フリースタイル74kg級でランキング4位のフランク・チャミゾ(イタリア)、男子グレコローマン67kg級で5位の柳漢壽(韓国)、女子57kg級で3位のグレース・ジェイコブ・バレン(ノルウェー)、同76kg級で4位のアライン・フォッケン(ドイツ)らの世界トップ選手が、世界選手権でのシード権の奪取、あるいは確実なものとするために挑む。


大会スケジュール

5月23日(木) 男子グレコローマン全階級
   24日(金) 女子全階級
   25日(土) 男子フリースタイル全階級

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