なんと10代が2人!日本代表に初招集された久保、大迫、中山ってどんな選手?

23日、最新の日本代表メンバーが発表された。

コパ・アメリカも控えるなかどのような陣容になるかと注目されたが、そこには3名の初招集が含まれていた。彼らはどんな選手なのだろうか?

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久保 建英(FC東京)

17歳の高校3年生とはいえ「ようやく」といった感すらある。

川崎Fのユースに在籍した子供の頃からテレビで取り上げられるなど脚光を集め、同じ時期、ユーチューブで話題になった中井卓大(現レアル・マドリー)とともに“天才少年”として注目の的に。

その後バルセロナの下部組織に移り活躍をしたものの、ルール改正により18歳未満の外国人選手は退団せざるを得なくなり帰国するが、その後も決して成長速度を緩めなかった。

FC東京で15歳にしてJデビューを飾ると、年代別代表での目覚ましい活躍、今季はJ1首位に立つチームで開幕から主力としてプレーし、今回、待望の初招集となった。

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「日本のメッシ」と形容されるが、卓越した技術、頭脳的なプレーはイニエスタにも近い。同じポジションである堂安律とのポジション争い、あるいは共存も楽しみだ。

大迫 敬介(サンフレッチェ広島)

今年7月に成人を迎える19歳だが、文句なしの初招集だろう。

彼は同姓である大迫勇也と同じ鹿児島出身で、高校の時に広島ユースへ。2017年に2種登録され翌年にトップ昇格したが、出場機会はゼロ。昨秋に開催されたU-19アジア選手権でも谷晃生(ガンバ大阪)の控えに過ぎなかった。

しかし今季、広島の守護神だった林卓人の負傷が転機に。ACLでの初出場に続いてJ1開幕戦でデビューを飾ると、その後6試合で1失点という鉄壁ぶりを発揮する。そして今回、U-20代表入りを飛び越え、デビューからわずか3か月でのA代表入りとなった。

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目標はドイツ代表GKマヌエル・ノイアー。自身も大型ながら足元の技術や守備範囲の広さを武器としており、ハイボールの捕球能力やコーチング能力にも優れる。ちなみに利き足は右だが利き手は左である。

中山 雄太(PECズウォレ)

初招集された選手のなかでは22歳と最年長だが、最も“サプライズ”だったのは彼だろう。

柏レイソルの下部組織で育った中山はセンターバック、左サイドバック、守備的MFでプレー可能な左利きの万能DF。東京五輪世代では誰よりも早く頭角を表し、2017年には新人王にあたるJリーグ・ベストヤングプレーヤー賞を受賞した。

また、年代別の日本代表でも常にチームのリーダー的存在で、2016年にはAFCU-19選手権で主将を務め、冨安健洋とのCBコンビで無失点での初制覇という偉業を成し遂げると、翌年にはU-20ワールドカップでも活躍している。

ただ昨年はケガに苦しむことに。今年1月にはオランダ1部のPECズウォレへ移籍したが、加入から出場機会を得られない時期が続いた。

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それでも残り2試合は先発で起用され、最後の一戦では完封(0-0)も達成している。そのことが評価されての初招集だろうか。

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