上下関係利用し追い込む

同意ない性交被害、分析

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中間報告について意見を述べる「Spring」代表理事の山本潤さん=23日午後、東京都千代田区

 性暴力被害者らでつくる団体「Spring」と大学研究者らが、「望まない性交」を経験した女性について実施した調査の中間報告を23日、発表した。明確な暴行・脅迫はなくとも、上下関係など日常生活上の関係から逆らえない状況に追い込まれた事例が目立った。研究者らは「刑法改正や被害者支援を議論するきっかけにしてほしい」と話している。

 強制性交罪などの裁判では、被害者の抵抗を著しく妨げる程度の暴行や脅迫があったかが問われる。Springは、暴行・脅迫を立証できなければ罪に問えない現状に泣き寝入りする被害者が減らないと指摘。「不同意性交」を性犯罪とするよう求めている。