眞子さま 花と緑の祭典で公務 長野・松本市 

花と緑の祭典で秋篠宮ご夫妻の長女眞子さまが公務。22日、長野県内入りされた眞子さまは信州花フェスタの会場を訪れ、ご夫妻から引き継いだ全国都市緑化祭での挨拶をされた。

青空の下、咲き誇る15万株の花。「北アルプスと花の丘」は、信州花フェスタの見どころの一つで眞子さまは熱心にご覧になっていた。続いて、「全国都市緑化祭」の式典へ。毎年、秋篠宮ご夫妻が出席されていたのを、代替わりに伴う公務の分担で、眞子さまが引継ぎ、初めて挨拶を述べられた。

(挨拶)「県民の皆さまも力を合わせ植えた大花壇は大変美しく、会場の様々な工夫にも魅力を感じました。緑化推進の運動の輪がここ長野県からさらに大きく世代や地域を越えて広がっていくことを願い、式典に寄せる言葉とします」

この後、眞子さまが見守る中、花フェスタの会場となっている4つの市の児童が都市緑化宣言をした。式典後には児童と一緒に記念の植樹。植えられたのは松本市笹賀に原木があるという八重桜の一種ササガオシドリザクラ。

(一緒に植えた児童)「『きれいに大きく育つといいですね』と言葉をかけてもらった。すごく緊張したが、笑顔で話しかけてくれたので、とても楽しい経験になった」

眞子さまは大勢の市民に手を振りながら会場を後にし、次は市街地へ。到着されたのは松本市美術館。松本市出身の世界的芸術家・草間弥生さんの特集展示が始まっていて、新たに収蔵したモノクロの作品などを鑑賞された。

(学芸員)「『恋人たち』というタイトルとどのように結びつくのかと考えていらっしゃった。時間が少し足りないくらいじっくりご覧いただけたのが印象的」

このあとは国の重要文化財となっている旧松本高等学校を訪れ、復元された教室や展示をご覧になった。緑深まる信州に2日間滞在された眞子さま。大切な式典での公務も務め東京に戻られた。

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