霧島連山・硫黄山(1317メートル)の噴火直後に周辺から流れ出た泥水などの影響で水質が悪化しているえびの市・長江川について、県が15日に流域の全8地点で採取した水のヒ素濃度が全て環境基準値以下だったことが23日、分かった。14日に上流域で始めた水質改善の実証試験の効果が表れたとみられる。全地点でヒ素濃度が基準値以下となるのは、硫黄山噴火後に水質検査が始まった昨年4月以来初めて。ほかの項目も大きく改善しており、流域の稲作再開に向けて、県などは慎重に見極める方針。
長江川水質、大きく改善 稲作再開、県など見極めへ
- Published
- 2019/05/24 08:05 (JST)