タクシー営業所に14個のツバメの巣

 長崎県西彼長与町斉藤郷の長与タクシー営業所車庫に、14個ものツバメの巣ができ、ひなに餌を食べさせようと、親ツバメたちがせわしなく飛び交っている。

 営業員の田平利夫さん(65)によると、車庫は山や川に近く、虫などの餌も豊富。常に人がいてカラスなどに襲われる心配も少ないため、ツバメにとって「絶好の立地」という。巣は年々増え、今年も二つの“新築”ができた。

 毎年3月半ばから8月半ばまでツバメの飛来と子育てが続き、シーズンは「まだ序盤」。ふんの掃除や洗車は一苦労だが、「ひなの成長は毎年の楽しみ」と温かく見守っている。

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