大人気ドラマ「きのう何食べた？」で学ぶ“あした作れる簡単レシピ”

大人気ドラマ「きのう何食べた？」で学ぶ“あした作れる簡単レシピ”

女の子のお役立ち情報を紹介するこのコーナー。今回は話題沸騰のドラマ「きのう何食べた？」に登場するメニューのレシピを紹介！簡単レシピをマスターして明日の夕食作りに役立てよう!!

ドラマ「きのう何食べた？」は、作中に登場する料理も見どころの一つ。ドラマでフードスタイリストをつとめる山﨑慎也さんに簡単に作れるレシピのポイントを聞きました。

Special Interview

僕はもともと原作の大ファン。ドラマ本編の料理監修のお話をいただいたときは、うれしいというより、とにかくびっくりしました。ただ、大勢の原作ファンが視聴されると思うと、かなりのプレッシャーがありました。

作品に登場する料理は、特別珍しい食材やテクニックは使いません。ただ、シロさんの献立の組み立て方や手順にこだわりがあるんです。なおかつ相手への思いやりがある料理。自分自身、料理を作る人としてこうありたいなというヒントが詰まっています。

ドラマでは、調理指導も行っています。シロさんを演じる西島秀俊さんは、以前、別の撮影で調理シーンの演技経験があり、今回のドラマに登場するメニューもいくつかは撮影前に試作・試食もされていました。撮影初回から安定した「ゴボウのささがき」を見せていただけました。調理シーンは一連の動きを長回しで撮ることも多いんです。西島さんは美しく流れるように調理されるので、とても感心しました。ケンジが袋麺を作る5話の撮影では、内野聖陽さんはご自宅でテスト調理されて、気合が入っていましたね。

今回レシピを紹介する9話のミネストローネと和風パスタは、シロさんの料理哲学が詰まったメニュー。ご飯を切らしたことから献立を組み立て、常備野菜で切り抜けるんです。パスタの味付けは、いつもの「ごんべんのつゆ」（作中に登場するめんつゆ）。そこに牛乳少々を加えてマイルドにするのがポイントです。10話のクレープは、しっかり生地を休ませて焼くと、本当にキレイに焼き上がりますよ。

このドラマは、関わっているスタッフ全員が作品のファン。そのスタッフの作品愛が画面に漂っているのが魅力だと思います。

★6月7日（第9話）放送に登場★
『きのことツナとカブの葉の和風パスタ』

【作り方】① 鍋に水と塩を入れ、パスタをゆでるための湯をわかす。パスタはゆであがり時間より1～2分早くザルにあげる。

② ニンニクとオリーブオイルを炒めたフライパンに、刻んだカブの葉、ほぐしたしめじと薄切りのしいたけ、ツナ缶をオイルごと加えて炒め、めんつゆと黒コショウで味つけ。
▶︎めんつゆと黒コショウでも美味しいのに、牛乳を少々加えてマイルドにするのが、このメニューのポイントです。

③ ②のフライパンに茹で上がったパスタを加え、ザッと混ぜ合わせる。
▶︎時間より早めに茹で上げたパスタを投入し、ソースを吸わせるように炒め上げるのがコツです。

★6月14日（第10話）放送に登場★
『おかずクレープ』

【作り方】① バター、小麦粉、砂糖、卵でクレープの生地を作る。
▶︎小麦粉と砂糖を2度ふるい、卵、牛乳、バターを合わせた最後にもう一度しっかりザルで漉すのが、ダマのないクレープ生地作りのコツです。

② 出来上がった生地を30分ほど冷蔵庫で休ませる。この間に野菜やハムエッグなど好きな具材を準備する。
▶︎生地を冷蔵庫で休ませている間に、好みの具材をいろいろ用意するのも楽しんでみてください。シロさんのセリフですが、甘いとしょっぱいの交互食べはホントに止まらなくなります（笑）

③ フライパンで生地を焼き、好きな具材を生地で巻く。
▶︎小さめのフライパンで香ばしく何枚も焼き上げたら、後は自分の好みの組み合わせを包むだけです。

取材・文／仲川僚子

「Girl’s Culture」とは？

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月刊TVガイドにて掲載している、女の子のためのお役立ち情報をご紹介するコーナー。テーマに関して、本誌では更に詳しく紹介しています。
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当記事に関しては、月刊TVガイド2019年7月号にて掲載。