【やまぐち深発見紀行】 No.143「大内・大内氏の氏寺・興隆寺と氏神・妙見社」

▲国指定重要文化財の梵鐘

氷上にある大内氏の氏寺・興隆寺と氏神・妙見社。現在、クラウドファンディングで「未来に伝える」支援も呼びかけられている。

 

 興隆寺(山口市大内氷上5)は中世、大内氏の氏寺として大いに栄えた。その境内には氏神・妙見社があり、周辺には多くの僧坊が立ち並んでいた。だが、大内氏滅亡後は衰退し、今は江戸時代建造の興隆寺中興堂(釈迦堂)と妙見社、そして梵鐘だけが残る。

 国指定重要文化財の梵鐘は、1532(享禄5)年に大内義隆が寄進したもので、自由につくことができる。

 5月31日(金)まで、中興堂の屋根を修復するためのクラウドファンディングが立ち上げられている。目標500万円まであと32万2千円(5月23日現在)だ。

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