コスタリカの弁護士 平和憲法について講演 6月11日、長崎歴文博

 平和憲法を生かし軍隊を持たない中米コスタリカが、外国の脅威にどう対応しているかを学び、日本の憲法9条の改憲の動きについて考える講演会が6月11日、長崎市立山1丁目の長崎歴史文化博物館で開かれる。
 言論の自由と知る権利を守る長崎市民の会、高校生1万人署名実行委などで作る「コスタリカに学ぶ講演会実行委員会」が主催。講師はコスタリカの弁護士、ロベルト・サモラ氏。
 実行委によると、サモラ氏は大学生だった2003年、コスタリカの大統領がイラク戦争を支持したのは平和憲法に違反するとして裁判を起こし、04年に勝訴して支持を撤回させた。
 実行委は5月24日、長崎市役所で会見し「コスタリカの平和憲法を実践に生かしていることに学ぶべきところが多い」として、来場を呼び掛けた。講演会は6月11日午後6時~8時半。サモラ氏と高校生平和大使らとの意見交換会もある。入場料は大人千円、大学院や専門学校などの学生は無料。申し込み不要。問い合わせは実行委事務局(電090.8398.5772)。

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