白根バイパス全線開通、渋滞緩和に効果 新潟、旧国道8号の交通量半減

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全線開通した国道8号「白根バイパス」=新潟市南区鰺潟

 新潟市南区の国道8号「白根バイパス」(保坂-戸頭間)が3月10日に全線開通したことで、白根地区を走る旧国道8号の通行車両が半減し、市街地の渋滞緩和に効果が出ている。国土交通省新潟国道事務所が24日までに調査をまとめ、「市中心部へも早く行けるようになった」としている。

 交通量の調査は、4月25日午前7時~午後7時に旧8号の保坂地点=地図(1)=と、新規開通した区間=同(2)=で同時に行った。旧8号を通過した車両は約7700台で、前年同時期の約1万5100台から半減。一方、新規開通区間は約8300台でバイパスへの転換が進んだという。

 3月11日~4月10日に白根バイパスの能登地点=同(3)=で行った調査では、1日当たりの平均交通量は約1万5700台で、前年同時期の約1万2600台から24.6%増えた。車両走行速度を平日昼間の12時間平均で見ると、開通前の時速34キロ、部分開通後の同37キロが、全線開通で同41キロに上がった。

 同事務所は「旧8号の交通量が減ったことで沿線の店舗では買い物がしやすくなり、市中心部へも速く行けるようになった」としている。

 その一方で、バイパスは市街地全体を迂回(うかい)するため、旧8号沿いの飲食店や大型店の撤退が懸念されている。

 白根青年会議所や地元商工会などでつくる団体「にいがた南区創生会議」と区は、旧8号や周辺道路を利用した露店イベントを開催するなどしてにぎわい創出を図り、今後も道路空間の活用法などを模索していく。