看護職の合同就職説明会に350人 長崎県内50医療機関

真剣な表情で医療施設の説明を聞く参加者=県庁

 長崎県内50の医療機関などによる看護職の合同就職説明会が25日、県庁であり、看護師を志す高校生や専門学校生ら約350人が参加した。
 人口減少や高齢化社会を背景に看護職の人手不足が懸念される中、県内への就職促進を目的に県が2011年度から毎年開いている。
 会場では医療機関などがブースを設け、それぞれの担当者が施設の理念や教育体制、勤務時間、給与などを説明。参加者は熱心に聞き入っていた。
 県内就職を希望しているという向陽高(大村市)看護専攻科の山口明日香さん(18)は「それぞれの施設の福利厚生や新人教育など、魅力を知ることができた。気になったところに見学を申し込みたい」と語った。
 県医療人材対策室の石田智久室長は「看護職員は本県の将来を支える大切な人材。県内には魅力的な施設がたくさんあるので、こうした機会を通して、それぞれに合った就職先が見つかることを願っている」と話した。
 県は同様の説明会を佐世保市でも18日に開催した。

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