ジョーコの今季1号は代打決勝弾 カージナルス逆転勝利

【ブレーブス3-6カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

不振に苦しんでいた男に待望の今季初アーチが最高のタイミングで飛び出した。1点ビハインドの8回裏、一死一・三塁からマット・カーペンターのタイムリーで同点に追い付いたカージナルスは、続く一死一・二塁のチャンスで代打にジェッド・ジョーコを起用。昨季まで内野の準レギュラーとして活躍しながらも今季は右ふくらはぎ痛で出遅れ、戦列復帰後も代打で起用が中心となって打率.167と不振に苦しんでいた男は、甘く入ったカッターを逃さず捉え、左中間へ今季初アーチとなる決勝3ランを叩き込んだ。カージナルスはこのリードをクローザーのジョーダン・ヒックスが守り抜き、6対3で勝利。3番手のアンドリュー・ミラーが今季2勝目(2敗)、ヒックスは今季10セーブ目をマークした。

ブレーブスがマイク・ソローカ、カージナルスがダコタ・ハドソンという両新人右腕の先発で始まった一戦は、2回表にオースティン・ライリーのタイムリー二塁打でブレーブスが先制。しかし、カージナルスは4回裏にカーペンター、5回裏にはポール・ゴールドシュミットがタイムリーを放ち、逆転に成功した。ところが、7回表一死三塁の場面でハドソンをリリーフした2番手のカルロス・マルティネスがタイラー・フラワーズとオジー・アルビーズに連続タイムリー二塁打を浴び、1点ビハインドの展開に。しかし、カージナルスは8回裏にブレーブス3番手のダン・ウィンクラーを攻め、カーペンターの同点打、ジョーコの勝ち越し弾で4点を奪って逆転勝利を収めた。なお、6回2失点(自責点1)の好投を見せたソローカは1920年以降では史上3人目となる「開幕8先発連続自責点1以下」を達成し、今季の防御率を1.07としている。

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