高齢化や介護考える 映画監督が川崎で講演、6月29日

 認知症の母を介護しながら共に暮らす父の姿を、娘の視点で撮影したドキュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」の監督・信友直子さんを招いた講演会が6月29日、川崎市多摩区の日本女子大西生田キャンパスで行われる。映像ドキュメンタリーを数多く手掛ける信友さんに、映画監督になった経緯を聞くとともに、多くの人が直面する家族の高齢化や介護の問題について考える。

 「ぼけますから、よろしくお願いします。」は、信友さんがテレビディレクターとして制作した同名の番組を、追加取材を加えて再編集した映画版。昨年末から上映が始まり、今も全国で上映が続いている。

 同大人間社会学部文化学科中央研究室は「介護というテーマに加え、女性のキャリアプランなどについても学ぶ機会になれば」と話している。

 午後1時から2時半まで。映画の上映はない。定員300人、入場無料で事前申し込みは不要。問い合わせは、同研究室電話044(952)6910。

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