西海っ子を育む は・あ・と・ふ・る運動

「運動を市民に広げていきたい」と話す中小路教育長(右)と佐々木会長=西海市教委

 長崎県西海市教委(中小路和久教育長)などは、青少年の健全育成に向けた「西海っ子を育む は・あ・と・ふ・る」運動を本年度から始めた。運動を学校だけでなく、家庭や地域でも実践してもらおうと、市内13団体で構成する市社会教育委員の会(佐々木義信会長)と一緒に、啓発用のクリアファイルを作った。

 (は)早ね・早起き・朝ご飯、(あ)明るいあいさつ自分から、(と)友だちも自分の心も大切に、(ふ)ふるさとを愛する西海っ子、(る)ルールを守ってみなえがお-。運動名は、五つの標語の頭文字を並べた。

 クリアファイルはA4サイズ。同市西彼町の画家、一瀬章雄さんがデザインし、市の花木、ハマボウの黄色を基調としたデザイン。2500部を作り、市内の全小中学生に配布した。学校からの連絡プリント入れなどとして、活用してもらう。佐々木会長は「運動を幅広い世代に広め、地域、学校、家庭が連携し、子どもたちを育む取り組みを続けたい」と話している。

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