製鉄所、大鉄鍋で大量ポップコーン 川崎・JFEでお祭り

大きな鉄製ナベではじけるポップコーンを見つめる子どもたち=川崎区のJEFまつり会場

 音楽やものづくりを楽しむ「ふれあい祭り」が26日、川崎市川崎区のJFE特設会場で開かれ、家族連れら大勢の人出でにぎわった。JFEスチール東日本製鉄所と市でつくる実行委員会の主催で15回目。

 毎年5万人弱が来場する人気の催し。「音楽のまち・かわさき」で活躍するミュージシャンのライブ、起震車による地震の揺れの体験や遊覧船で運河を巡るクルーズ、工場見学バスツアーなどが人気を集めた。

 開会式で、同製鉄所京浜地区の石毛俊朗所長は「この地で鉄づくりを始めて今年で107年になる。今後も環境対策や防災に注力し、地域に愛される企業づくりをしていきたい」とあいさつした。

 製鉄所らしく大きな鉄鍋を使って作られる大量のポップコーンが無料で振る舞われ、親子連れの行列ができた。家族で毎年訪れているという近くに住む柴崎大智君(7)は「はじけたポップコーンが飛んできた。おいしい」と喜んだ。

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