「劇場版 誰ガ為のアルケミスト」5月24日に実施された完成披露プレミア上映会の公式レポートが到着!

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2019年6月14日に公開予定の「劇場版 誰ガ為のアルケミスト」について、5月24日に実施された完成披露プレミア上映会の公式レポートが公開された。

■「劇場版 誰ガ為のアルケミスト」舞台挨拶のレポートが到着!

初めてお披露目となる完成披露プレミア上映会には、本作のオリジナルヒロイン・カスミ役の水瀬いのりさん、エドガー役の逢坂良太さん、河森正治総監督、高橋正典監督、そして「誰ガ為のアルケミスト」ゲームのプロデューサーであり、原作の今泉潤さんが登壇。(以下、水瀬さん、逢坂さん、河森総監督、高橋監督、今泉P)

出来立てホヤホヤの本作の完成を祝い、水瀬さんは第一声に「自信を持てる芝居をアフレコでできたと思います!」と自信をのぞかせ、河森総監督は「本当に完成したばかりなので、皆さんに観ていただくのが楽しみです」を挨拶した。水瀬さんはカスミを演じるにあたって、スタッフ事前に打ち合わせを行ったことを明かし、「初めてタガタメの世界に加わりましたが、アフレコ時に不安はなく挑むことができました。」と語った。

河森総監督は「アフレコ当日、水瀬さんの声を聴いて“これでイケる”とカスミの姿が見えた。地味でも、暗くもない、普通の女の子を見事に演じてくれた。」と絶賛。水瀬さんは河森総監督から“普通の女の子で演じてください”とお話があったそうで、「初めてみる方と同じ目線でいられるよう、一つ一つ新鮮なリアクションで、人間味のある女の子を演じるよう心掛けました。」と明かした。

一方、逢坂さんはゲームから長年務めるエドガー役について、「まさかこんなメインキャラになるとは思ってなくて…ゲームのビジュアルだと、上の方にポツンと一番小さいんですよ!(笑)」と会場から笑いを誘った。

劇中では、ゲームのストーリーから2年後の世界を描いていることもあり、ゲーム版からのエドガーの変化について、「ゲームの時とは違い、“ナチュラルに演じてほしい”とリクエストをいただきました。なので、第一声が難しくて…何度かリテイクしました。」と苦労を明かした。水瀬さんはエドガーについて、「劇中では結構2人がメインのシーンも多いので、カスミにしか見せないエドガーの表情がすごくいいんです!ぜひ皆さんの知らないエドガーを見てほしいです!」とカスミならではの見どころを語った。

「本作がちょうど河森さんの40周年の節目だそうで…」と敬意を表しながらも、「ゲームのキャラを守りつつ、河森さんの世界にうまく融合できるよう、設定を一緒に作り上げていきました」と今泉P。河森総監督が今回劇場版をつくるにあたって、「もともとゲームのOPに関わっていたのが大きかった」と明かすと、今泉Pからは「当時、OPを作っていただ時、ゲームをリリースする前だったので河森さんが作った技をゲームに取り込んだり、という逆輸入もあったんです。」と意外なゲームの制作秘話も。

河森総監督は「異質のもの同士があわさって、新しいものが生まれると思う」と持論を語り、「自分自身の作品でさえ変えてしまうので…でも、闇雲に変えているわけでないですよ(笑)。それぞれTVと映画館だとスクリーンのサイズが違うので、メディアにあわせて変えているんです!」と力説しながらも、「でも、本作では高橋監督に助けられています(笑)」と明かした。

高橋監督は「ゲームの良いところと、河森さんの色のバランスを取るのが大変でした(笑)」と本音を漏らしつつ、「ゲーム原作という芯があるので、ブレることはなかったです。河森さんのオーダーを活かしつつ、しっかり今泉さんの監修があり。特にバトルシーンは河森さんらしい、力強い画面に仕上がっています」と自信を見せた。

また、カスミやエドガーのキャラクターとの共通点を尋ねられると、水瀬さんは「カスミはホニャララが好きって言っても大丈夫ですか…?」と河森総監督にひそひそと尋ねる可愛らしいやり取りが。「実は、カスミと自分に重なるところがあって…特に幼少期に起こる出来事が、まさに自分も子供のころ同じ体験をしていたんです!私小さい頃、じゃじゃ馬だったので…(笑)」と告白。「台本を読んだ時、もしや“Special Thanks to 母親”ってサプライズがあるのか!?って思っちゃいました。台本読みながら、古傷が痛みました(笑)。」と可愛らしい一面に、会場が笑いに包まれました。

一方、逢坂さんは「女子にアプローチとか、ないです!(笑)」と笑いつつ、「僕は人見知りなので…エドガーのやさぐれた時に人を信用しなくなるところは似てます(笑)」本音を明かす。河森総監督は「逢坂さんがエドガーの変化した部分をうまく演じてくれた。彼の秘めた想いが伝わると思う」と明かし、逢坂さんは「エドガーとカスミの雨のシーンが好きなんです。普段見ることのない、エドガーの意外なビジュアルが見れるので、そこもぜひ注目して欲しい」と見どころを語った。

最後に、逢坂さんは「全力で長時間にわたって収録して、良い演技ができていると思います。昨日ギリギリまでつくっていたと伺ったので…最後まで楽しんでください!」とコメント。水瀬さんは「私のように初めてタガタメに触れる方はこの作品を通して、個性的なキャラクターたちを愛してあげてください。ゲームをプレイして既にご存じの方は、新しいキャラクターのカスミを愛していただけたら嬉しいです。約2時間とボリューミーですが、一瞬一瞬を見逃さずに、この大スクリーンで堪能してください!」と本作をアピールした。

■アフタートークのレポートも公開!

大きな拍手とともに、上映後のアフタートークに登場したのは、引き続き、河森総監督、高橋監督、今泉P。そして、主題歌とエンディングソングを書きおろした石崎ひゅーいさん(以下、石崎さん)が参加した。石崎さんは「アニメーションとどう絡むのか楽しみで、いい経験になりました。」と話し、「オファーを受けた時、アニメは初だったので、僕でいいのか不安でした。でも、アニメが寄り添ってくれた気がします。作品からものすごいパワーを感じました。」とコメント。

河森総監督は「楽曲を初めて聴いた時、作ろうとしていた映像が浮かび上がりました。楽曲が素晴らしくて、少し編集も変えたりして…とてもその編集が楽しかったんです!」と笑顔で語った。

石崎さんは河森総監督と事前に話したことで、「お話を伺った後、カスミの心情やどんな子なのか、頭に入ってきました。カスミの感情が高まって、感情が溢れるシーンが浮かんで…それをもとに作成しました。」と話すと、今泉Pは「石崎ひゅーいさんはメッセージを共有しながら楽曲を作成してくださると伺って、依頼させていただいたんですが、もう…めっちゃいい!!ってなりました」と興奮をみせると、河森総監督も「みんなでライブへお邪魔させていただいたんですが、本当に最高でした!」と大絶賛。高橋監督も「アニメを先にイメージしてくださったというのが、とてもわかります。こちらのイメージを進化させてくれる、素晴らしいものを届けてくれました。」と感謝を述べた。

石崎さんは作品をみて「自分の曲が流れるシーンで嗚咽が止まらないほど泣きました(笑)。実写と違い、アニメだと命を吹き込んでいる気がして、新しい刺激になりました。」と語ると、今泉Pは「本当に楽曲が素晴らしくて…生で聞きたい…僕が歌っちゃいたいです!」と本音をもらすと、「実は…偶然ギターを持ってきているんですよ…!」と石崎さん。「この作品がなければ、この歌は生まれなかったので、感謝を込めて歌います。」の一言とともに、主題歌「Namida」を語り弾きでサプライズ披露!!

心のこもった歌声に聴き入り、まだ余韻が残っている中、河森総監督「生で聴けるの最高だった!観客半分以上、ファンになってる!!」と興奮を隠しきれない様子でした。

最後に、石崎さんは「アニメのパワーが加わって、本当に心揺さぶられる作品。そこに僕も参加させていただきました。ぜひ感想をひろめて、何年も語り継がれる作品となってほしいです。」とコメントし、今泉Pは「河森さんの魂の作品にしてくれと依頼したところから始まった作品です。

映画でやる意味、河森さんの40周年という節目を考え、ただのファンムービーでなく、メッセージがちゃんと込めた作品を目指しました。普遍性のあるメッセージも込められているので、皆さんに伝わるといいなって思います。“全部抱きしめて!”ってカスミのセリフもあるので!(笑)“河森正治全部入り”の作品です!河森さんの40年越しの錬金術が完成したと思いますので、ぜひ楽しんでください!」と締めくくった。

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