神奈川県海老名市の市教育委員会は27日、特定外来生物で神経毒を持つハイイロゴケグモとみられるクモ2匹と、卵のう1個が市立東柏ケ谷小学校の敷地内で見つかった、と発表した。児童らへの被害はなかった。
市教委によると、2匹の体長と卵のうはいずれも1センチほど。25日正午ごろ、保護者と児童が同校正門横の外壁で発見、27日に再び見つかり、学校側の連絡で駆け付けた市教委の担当者が捕獲した。
市教委は同日中に発見場所一帯に殺虫剤を散布し、校内も点検。全市立小中学校や保護者らに文書などで注意喚起した。
県央地区では、3月にも大和市立小学校でハイイロゴケグモとみられるクモが見つかっている。