ひこにゃん一安心…経費と花火大会補助計上 滋賀・彦根市予算案

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滋賀県彦根市役所

 滋賀県彦根市は27日、財政難に伴う大幅な事業見直しに市議会が反発して否決された本年度当初予算案について、一部を修正して発表した。一般会計445億5千万円、6特別会計と2企業会計を合わせた888億9千万円。補助金支出が見直し対象だったため今年の開催が見送られた彦根大花火大会については、補助金を再び盛り込んだ。否決を受けた暫定予算に盛り込まれなかった市の人気キャラクター「ひこにゃん」の活動経費2400万円も計上。6月3日開会の定例会に提案する。

 現在進めている市民体育センターや庁舎耐震化など大型事業の財源確保のため、市は当初予算案で87事業、11億7200万円の削減を打ち出したが、3月に市議会で否決された。

 今回の予算案では、このうち議会や住民の反発が強かった18事業について再検討し、1億1千万円を増額した。8月恒例の彦根大花火大会については補助金600万円を復活させた。可決されれば、大会は今年も開催され、市によると時期は例年より1カ月ほどずれ込む見通し。

 ひこにゃんを巡っては、委託運営団体がインターネットで募った資金が26日時点で約530万円集まっており、これまで活動が継続されている。

 一般会計は前年度比0.2%減。本庁舎耐震化事業は、一部工事を間引く市と業者の「裏合意」発覚により工事を中断しているが、問題がクリアされたとして再開に向けて残工事費の補正予算案を追加する予定で、実質的に4.7%増を見込み、過去最大規模になる。