小学生ら19人刺され、女児と男性の2人が死亡 登戸駅近く

小学生らが襲われた現場=28日午前9時35分ごろ、川崎市多摩区登戸新町

 28日午前7時45分ごろ、川崎市多摩区登戸新町の路上で、人が多数刺されている、と通行人の女性から110番通報があった。県警によると、スクールバスを待っていた児童17人のほか、大人2人の計19人が、男に包丁のようなもので襲われた。このうち小学6年の女児(11)が、搬送先の病院で死亡し、男性(39)も亡くなった。女性(45)も重傷を負った。

 襲ったとみられる男は川崎市内に住む50代とみられ、現場近くで自ら首付近を刺し、病院に運ばれたが死亡した。現場近くで、包丁のような刃物2本を押収。県警は凶器の可能性があるとみて、特定を進める。児童は、現場から北西に約1.5キロのカリタス小学校(同区中野島)に通学するためにスクールバスを待っていたとみられる。

 県警は、殺人事件として多摩署に捜査本部を設置し、全容解明を進める方針。現場はJR南武線、小田急線の登戸駅近くの住宅街。

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