ラグビーW杯でサポーター結成 露代表キャンプ地、海老名

結団式に参加した「えびなラグビーサポーター」の参加者ら。ユニフォームの赤いポロシャツを着込んだ人の姿もあった=海老名市めぐみ町

 9月開幕のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会でロシア代表チームの公認キャンプ地となっている海老名市で、大会に向けた機運を高める応援組織「えびなラグビーサポーター」が結成された。市民や地元企業などで「スクラム」を組み、ロシア代表のおもてなしなどにも取り組む。26日には市内で結団式が行われ、関係者が大会成功を目指し気勢を上げた。

 サポーターは、キャンプ地に選ばれた一都市として大会を盛り上げていこうと市が企画した。4月から公募などを通じて、市内在住・在学・在勤者のほか、ラグビーやロシアに関心のある人、企業・団体に呼び掛け、個人395人と、9の企業・団体が名乗りを上げた。

 W杯開幕前は、6月16日に海老名駅間地区の芝生広場(同市めぐみ町)で開催される「100日前イベント」(午前11時~午後4時)の運営に協力。他のイベントでも、ラグビーなどに関するブースを出展するなどして連携する。

 またW杯が始まってからは、日本とロシアが対戦する開幕戦(9月20日)のパブリックビューイングや、ロシア戦の応援バスツアーに参加して声援を送ってもらう。

 26日に同広場で結団式があり、多くのサポーターが初顔合わせ。ロシア代表チームのチームカラーの赤を基調としたおそろいのポロシャツが配られ、早速会場で着込む人もいた。

 式では、えびなラグビーサポーターの団長に就いた市体育協会理事長の倉橋正美さん=同市議会議長=があいさつ。「ロシアとの友好を深め、ラグビーを海老名の中でより多くの人に知ってもらおうという気持ちでいっぱい。皆さんの協力をお願いしたい。海老名にとって本日が(大会成功に向けて取り組む)キックオフの日だ」と呼び掛けた。

© 株式会社神奈川新聞社