【手を合わせる女性】
【下校する児童と保護者】
朝のバス停で並ぶ児童に向けられた刃物。穏やかな登校風景が一変した。なぜ女児が亡くなり、多くの子どもたちが負傷したのか。現場から届く写真をまとめた。(共同通信47NEWS編集部)
【現場付近に止まるスクールバス】
【現場付近 ヘリから】
【現場周辺図】
【救助活動する消防隊員】
【現場付近 ヘリから】
【病院側の会見】
【学校の会見】
【下校する児童と保護者】
28日午前7時40分ごろ、川崎市多摩区登戸新町の路上で、男が私立カリタス小(多摩区)のスクールバスを待っていた児童らを次々と包丁で襲った。神奈川県警によると、保護者2人を含む19人が刺されるなどし、うち2人が死亡、3人が重傷を負った。14人は軽傷。県警は殺人容疑などで多摩署に捜査本部を設置した。死亡したのは東京都多摩市の小学6年栗林華子さん(11)と、東京都世田谷区の外務省職員小山智史さん(39)。小山さんはけがのなかった児童の父親だった。重傷は別の女児2人と40代女性。男は直後に自分の首を刺し、死亡が確認された。捜査本部によると、黒いシャツとズボン姿の男が両手に包丁を持ち、バスを待つ児童らを次々に襲撃した。現場から包丁2本が見つかり、倒れた男の近くにあったリュックサックには、さらに2本の包丁が入っていた。計4本の包丁を所持していたとみられ、捜査本部は男が強い殺意を持ち、計画的だった可能性もあるとみて調べる。搬送先の病院や川崎市消防局によると、栗林さんと小山さんには、いずれも首に刃物による深い傷があった。小山さんは首のほか、肩や背中にも傷があり、児童らを守ろうとして背後から襲われた可能性がある。重軽傷の17人も刃物で切り付けられるなどし、傷は頭や肩など上半身に集中していた。重傷の女児の1人には胸に刺し傷があった。神奈川県警によると、児童らを襲撃後に自殺した男は、川崎市麻生区の岩崎隆一容疑者(51)。