椎名林檎が女性に示した、「自由に自分らしく生きることが素敵」という価値観

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J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、様々な旬のトピックを週替わりで4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は、5月27日(月)にデビュー20周年イヤーを締めくくる5年ぶりのフルアルバム『三毒史』をリリースした椎名林檎を特集します。

■あっこゴリラが思う、椎名林檎の偉大な功績

特集初日となる27日のオンエアでは、椎名さんの初期の歴史を掘り下げました。あっこゴリラは椎名さんの大ファンで、熱い思いを語りました。

あっこゴリラ:特に我々世代にとって(※あっこゴリラは30歳)、すごい偉大だなって思うんです。女の子が年相応に真摯にリアルに表現することはカッコいいんだぞって、背中を見せてくれた方なんじゃないかなと、私は思っています。

あっこゴリラにとっての「年相応」というのは、世間一般で言われる「若者らしさ」「おばさんらしさ」などの表面的なものではありません。

あっこゴリラ:日本って、アラサーになると“年寄り”の仲間入りで自虐して生きる、みたいなところがあるじゃないですか。で、40代に突入したらおしとやかに生きるのが日本女子の生きる道、みたいな。椎名さんは、そういった凝り固まった価値観に媚びることなく、真摯にその年齢のときに感じる心情とか、立ちはだかった壁を描き続けていらっしゃる方なんじゃないかなと、私は個人的に思うんです、

あっこゴリラ世代の女性が持つ「自由に自分らしく生きることが素敵」という価値観は、間違いなく椎名さんの功績が大きいと、偉大さを語りました。

■産休による活動休止から復帰後の快進撃

椎名さんは1998年5月27日にシングル『幸福論』でデビュー。当時の音楽シーンは小室哲哉サウンドからMr.Children、GLAY、L'Arc〜en〜Cielといったバンドサウンドに流行が移り変わる時期。宇多田ヒカルさんがデビューした年でもあります。そんな時代に、椎名さんは音楽シーンに登場しました。

1999年にリリースされた3rdシングル『ここでキスして。』がミリオンヒット。続いてリリースされた1stアルバム『無罪モラトリアム』は170万以上の売り上げを記録しました。2000年には大ヒットシングル『本能』が収録された2ndアルバム『勝訴ストリップ』をリリース。こちらは250万以上を売り上げ、一躍トップアーティストの仲間入りを果たします。

7枚目のシングル『真夜中は純潔』では、これまで手を組んできたアレンジャーでベーシストの亀田誠治さんと離れ、アレンジと演奏を東京スカパラダイスオーケストラが担当。このシングルのMV撮影時に妊娠がわかり、出産のために一時活動を休止します。

2003年、復帰後初のシングル『茎 (STEM) 〜大名遊ビ編〜』をリリース。自身初のオリコンシングルチャート1位を獲得。そしてほぼ椎名さんのセルフプロダクションで製作された3rdアルバム『加爾基 精液 栗ノ花』を発表しました。『加爾基 精液 栗ノ花』は、これまでのバンド演奏による一発録りから、オーケストラの演奏やプログラミングなど、様々な音がコラージュされた実験的なアルバムに仕上がっています。

あっこゴリラ:これがとんでもないアルバムなんですよね! もし椎名さんに詳しくないという人がいたら、この『加爾基 精液 栗ノ花』っていうアルバムは全曲、頭から通して、人生一度は聴いたほうがいいんじゃないかなって思います。

■産休中、実は引退も考えていた

2003年、9枚目のシングル『りんごのうた』をリリース。このシングルで椎名林檎としてのソロ活動を一旦停止します。のちに、とあるインタビューで、実は産休での活動休止期間に引退を考えていた、と語っています。当時、どんな曲を作っても深読みされたり、意図しない方向に受け取られたりして疲弊したことが理由だそう。このままひとりで音楽活動をしていても、モチベーションを見出だせないと考えた椎名さんは、バンド「東京事変」を結成しました。

というところで、1日目は終了。2日目となる、28日(火)のオンエアでは、東京事変の活動を深掘りします。ぜひ続けてチェックしてください。

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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時−24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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