西武山川、思い出の地・岩手で21号ソロ! 「うれし~!!」も「この球場だから…」

両翼91.5メートルの球場での一発に「この球場だから入ってくれた」

■楽天 – 西武(28日・盛岡)

 西武の山川穂高内野手が28日の楽天戦(盛岡)で7回に楽天先発・塩見から左越え両リーグトップを独走する21号ソロを放った。

 1点リードして迎えた7回、先頭で打席に入ると塩見が投じた8球目のカーブを捉え、左翼スタンドに運んだ。滞空時間の長い一発にスタンドは総立ちになり、「どすこい」パフォーマンスを合唱した。

 岩手県花巻市の富士大学野球部からプロ入りを果たした山川にとって、岩手は思い入れのある地だ。「うれし~!! 岩手のファンの皆さんの前で打ててよかったです」と21日のソフトバンク戦(那覇)以来のホームランを喜んだ。しかし、手応えを問われると「この球場だから入ってくれたと思います」と両翼91.5メートルと狭いスタンドを見つめて苦笑いを浮かべていた。(安藤かなみ / Kanami Ando)

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