お中元商戦スタート そごう横浜店がギフトセンター開設

中元商戦のキックオフイベントを開いたそごう横浜店=横浜市西区

 そごう横浜店(横浜市西区)は29日、市内の主要百貨店で最も早く、中元ギフトセンターを開設した。自家需要の高まりを受けて全国の「お取り寄せグルメ」を初めて展開するなど、自宅で楽しめる商品を多数取りそろえた。

 今年は「国産レモン」をテーマ食材に提案。広島県・生口島(いくちじま)の有機栽培レモンを使用した調味料セット「瀬戸内レモン農園 レモンギフト」(3780円)や、手搾りしたレモン果汁の「高知アイス レモンシャーベット」(4212円)などが並ぶ。

 また「お取り寄せグルメ」では、和歌山の「みかんアイスバーアソートセット」(3564円)、秋田の「海鮮丼7種の具セット」(5400円)などを用意。このほか、横浜の有名店の豚まんや点心など人気商品も展開し、総品目数は計約2千点を数える。

 物流業界で人手不足が問題となっていることもあり、配送料込みのギフトも増やしたという。今年の商戦では前年比1%増の売り上げを目指す。

 この日は開店前に従業員約70人が集まり、キックオフイベントを開催。篁(たかむら)富夫店長は「お中元のときにしか、取りそろえられないものはたくさんある。多彩な魅力を持った品ぞろえとなった」と強調した。

 横浜高島屋(同市西区)、京急百貨店(同市港南区)のギフトセンターは6月6日にオープン予定。

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