大王製紙が食器用の高強度品販売 大手も採用 脱プラ、紙の出番だ

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エリプラペーパーでできた、ナイフ(右上)から時計回りにスプーン、マドラー、ピック(大王製紙提供)

 プラスチックごみによる海洋汚染問題で「脱プラ」の動きが広がる中、大王製紙(四国中央市)は29日、プラスチックを代替できる高密度厚紙「エリプラペーパー」の販売を始めたと発表した。製菓大手ブルボン(新潟県)の一部商品で既に採用されており、大王は紙製のナイフやピック、マドラーなど向けの原紙として販路を広げていく。

 エリプラペーパーは、コピー用紙と比べ約6~15倍の高密度。従来は複数枚の紙を貼り合わせて剛性を高めていたが、1枚で高い強度を保てる。スプーンに加工してもプラスチックと遜色ないという。食品衛生法に基づく食品・添加物などの規格基準に適合し、蛍光染料が溶け出さないため、食品用1次容器として使用できる。厚さは0.42~1.1ミリと幅広い。