第67回NHK杯県高校野球大会の組み合わせ抽選会が29日、長崎市の県営ビッグNスタジアム会議室で行われ、出場16校の対戦相手が決まった。6月1日から9日まで、ビッグNと諫早市第1野球場で“夏の前哨戦”が繰り広げられる。
長崎、中、佐世保の各地区予選で4強に入った計12校と、代表決定戦を勝ち抜いた4校が出場。トーナメントで競う。
例年以上に混戦模様だが、優勝争いは各地区を制した長崎総合科学大付、創成館、九州文化学園が中心か。長崎総合科学大付と九州文化学園は打線の厚みに加え、それぞれ徳留、山科の右腕が予選で好投。創成館は同野球場で豪快な場外弾などを放った深見を軸にした攻撃力をはじめ、今季も総合力が高そうだ。
昨秋は県2位、今春は1位で2季連続九州大会を経験した長崎商、その長崎商を予選で下した海星、昨秋の県を制した長崎南山のほか、清峰、長崎南、西陵、五島の県立普通校などが、どこまで迫れるかも楽しみだ。