胆振東部地震被災地復興計画策定が急務

転任の山口・胆振総合振興局長に聞く

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「胆振はいろいろと新しいものが生まれている地域」と話す山口局長

 胆振総合振興局長の山口修司氏(55)が1日付で釧路総合振興局長に転任する。白老町で工事が進む民族共生象徴空間「ウポポイ」の準備に加え、昨年9月に発生した胆振東部地震での対応に追われた1年2カ月を振り返ってもらった。
(北川誠)

 ―在任中を振り返って。

 「前半はウポポイの準備に追われた。年間来場者数100万人の達成に向け、道路やJR白老駅周辺のアクセス向上の取り組みについて、白老町や開発局、アイヌ民族文化財団などと連携して一定のめどを付けたことが大きい。後半は何といっても胆振東部地震。直後の緊急対応、一段落ついてからの災害公営住宅の建設と職員もハードワークが続いた。今も職員8人を長期派遣し、振興局で被災自治体の業務を代行している。災害公営住宅に住み続けられるのは2年間。財源を含めた被災地の復興計画の策定が急務だ」

 ―胆振の印象は。

 「白老町ではウポポイの建設が進み、伊達市では歴史文化ミュージアム、安平町でも道の駅あびらD51ステーションがオープンした。むかわ町も2021年度にむかわ竜の展示施設のオープンを目指している。赴任する釧路管内は港湾はじめ、自然や農業、水産、林業など胆振管内と比較的共通項があると感じる。こちらでの経験を生かしたい」

 ―西胆振にエールを。

 「有珠山の噴火など自然災害の経験がある地域。地震で被害のあった東部3町にそのノウハウを伝えてほしい。また、今後G20観光大臣会合やウポポイのオープンなどが開催され、人の流れができてくる。地域の活性化にそうした流れを役立ててもらいたい」