マウリツィオ・サッリ監督のもとで来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を確保したチェルシー。
ただ、指揮官の去就が微妙になっているほか、エデン・アザールの移籍やUEFAからの補強禁止処分がどうなるのかも不透明だ。
ここでは、『sportskeeda』による「タイトルを狙うために夏に確保すべきストライカー」を見てみよう。
エディンソン・カバーニ(PSG)
この2年間、PSGにおけるネイマールとキリアン・エムバペの存在感が増した一方、カバーニの重要性は低下した。より重要なのは、本人もそれに気付いているということ。
32歳という年齢はベテランかもしれないが、今のチェルシーがまさに必要としているタイプのストライカーだ。
面白い話がある。怪我もあった今季のカバーニは27試合しかプレーできなかったものの、22ゴール8アシストを記録しているのだ。32歳にして叩き出したこの数字にはチェルシーファンもびっくりするだろう。
もしチェルシーが来季優勝するのであれば、カバーニは2014年のジエゴ・コスタのような大暴れを見せるかもしれない。
ラウール・ヒメネス(ウォルヴァーハンプトン)
プレミアリーグでブレイクしたメキシコ人ストライカー。7位躍進に貢献し、FAカップではマンチェスター・ユナイテッドを沈めた。
今季は全44試合で17ゴール8アシストと堂々たるスタッツを記録。プレミアリーグでやれるフィジカルと得点を捥ぎ取れる能力があることを見せつけた。
彼のローン元だったベンフィカとチェルシーはいい関係にある。ただ、ウルヴスは3800万ユーロ(46億円)で買い取った。それだけに獲得のハードルは上がってしまったが…。
ムサ・デンベレ(リヨン)
今季のリーグアンでヒットしたひとり。
セルティックからやってきたデンベレは全コンペティションで23ゴールを叩き出した。
プレースタイル的にはチェルシーのレジェンドであるディディエ・ドログバと似たところがある。
ただ、リヨンとしては1年で売り渡したくはないはず。少なくとも2200万ユーロ(27億円)以上は必要だろう。
ルカ・ヨヴィッチ(フランクフルト)
チェルシーが彼の獲得に全力を尽くすべきなのは間違いない。
フラクフルトで大ブレイクした21歳のストライカーは今季22ゴール7アシストを叩き出した。チーム躍進のキーマンであり、得点源でもあった。EL準決勝のチェルシー戦でもその決定力を見せつけている。
彼もベンフィカが保有する選手だったが、フランクフルトはすでに買い取りを決定。
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ただ、レアル・マドリーやバルセロナが狙っているとされ、引き抜くには莫大な資金が必要になるだろう。とはいえ、それだけの価値はあるはずだ。