スター遊撃手・コレアが肋骨骨折で4~6週間の戦線離脱へ

ジョージ・スプリンガーとホゼ・アルトゥーベを故障で欠いているアストロズだが、さらに主力選手を欠くことになった。日本時間5月30日、正遊撃手のカルロス・コレアが肋骨を骨折したことが明らかになり、4~6週間の戦線離脱を強いられることになったのだ。しかも、骨折の原因は日本時間5月29日に自宅で受けたマッサージであることが明らかになり、大きな話題となっている。

アストロズのA.J.ヒンチ監督は、コレアの戦線離脱について「我々にとって大きな損失だよ」とコメント。「彼は故障者リストに登録されることになる。ある程度の期間、戦列を離れることになるだろうね。我々はチームとして彼の不在に対応していかなければならないし、彼がいない間もしっかり戦っていかなければならない」と今後について語った。

ジェフ・ルーノウGMは、アルトゥーベ、スプリンガー、コレアと主力3選手を欠く状況について「我々のチームにとって困難な時間になるだろうね。今は6~7人の選手を故障で欠いている状態だけど、6月の戦いに向けてフラストレーションの溜まる状況だ。今季は良いスタートを切れたけど、今は選手層が薄くなってしまっている。選手を柔軟に起用して、良い戦いを続けていきたいね」とコメント。「外部からの補強も含め、様々な選択肢を検討するつもりだけど、我々のチームには才能豊かな選手がたくさんいるし、必ず乗り切れると思う」と自軍に対する自信も見せた。

今季ここまで打率.295、11本塁打、OPS.907の好成績をマークしながらも、グラウンド外でのアクシデントにより戦線離脱を強いられることになったコレアは、日本時間5月30日はグラウンドに姿を見せず、球団を通して声明を発表。そのなかで「グラウンド外での出来事について本当に落胆している。自宅でマッサージを受けているときに肋骨を骨折してしまった。このような形の故障は、通常よりもフラストレーションが溜まるものだ。世界一の座に返り咲くためにチームを助けられるように、出来るだけ早くグラウンドに戻りたい」とコメントした。

日本時間5月30日のカブス戦では、正一塁手のユリ・グリエルが三塁、正三塁手のアレックス・ブレグマンが遊撃に入り、一塁にはタイラー・ホワイトが起用されたが、しばらくの間はこれを基本布陣として戦っていくことになりそうだ。

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